チョコレートを餌にして育てた『チョコぶり』、愛媛県が養殖成功 本当に食べているのか確かめてみた
世界に羽ばたく可能性アリ? 愛媛県宇和島市で育てられるチョコぶりを取材
■チョコレートをぶりに食べさせる理由
では、なぜチョコをぶりに食べさせる試みをしたのか生産者に聞いてみると、チョコを食べさせることでカカオに含まれるポリフェノールの抗酸化作用により、ぶりの切り身の変色を防げるのだという。
そのため、魚を新鮮かつ綺麗な状態で海外にも持っていくことができ、世界中に宇和島産の美味しいぶりを味わってもらえるというワケ。
チョコを食べた日本の美味しいぶりが世界の人たちに食べてもらえるなんて、嬉しいかぎりである。
■チョコぶりを食べられるくら寿司へ
しかし、すぐ消費できる国内でチョコぶりはまだあまり流通しておらず、簡単に食べる方法としては100円回転寿司の『くら寿司』ぐらい。
1貫100円のチョコぶり、気になる味は…ふ、普通のぶりじゃないか! みかんぶりはみかんの香りもちょっとだけしたが、コレはいたって普通の美味しいぶりである。
普通と違うは色変わりしづらいくらいなので、やっぱり海外向けなのだろうか? それでも美味しいぶりには違いない。これから世界に羽ばたく可能性があるチョコぶり、いち早く食べてみたい人は、くら寿司に行ってみよう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)