カツラ装着は意外にもアリ! 知られざる「留置所の実態」を勾留経験者に直撃
逮捕された容疑者が勾留される留置所。ほとんどの人が経験していないと思われるが、その実態とは…。
2019/02/06 08:00
毎日どこかで事件が起こり、逮捕者が報じられるが、一般人にとって留置場、拘置所の中は、ドラマなどでたまに観るくらいの「謎のエリア」だろう。
そこで、しらべぇ取材班は、実際に勾留されていた男性に留置場生活について聞いてみた。
■冷暖房はあるも風呂は週2、3回
逮捕された男性は、原宿警察署の留置場で数ヶ月を過ごしたという。まずは1日の流れについて聞いてみた。
男性:朝は6時半に起床。で、布団を畳んで布団倉庫みたいな所に自分でしまう。朝食は6時50分くらいからで、食べ終わると、「お風呂の日」は順番で風呂。冬は週2回で、夏は週3回。毎日は風呂に入れない。
風呂のない日は「本」だったな。30分くらい運動の時間があって、その時に本を2、3冊借りれるから、それを毎日読んでた。
記者が「頭良くなりそう……」とつぶやくと男性は、
男性:頭良くなるよ(笑)。12時くらいに昼食で夕食は17時。20時半くらいになると寝る準備で、布団敷いたり洗面したり。21時には消灯。それが365日ずーっと一緒。正月も何も関係ない。ただ冷暖房完備だからその辺はホッとした。
■食事はローテーション
留置場の食事はどういうものなのだろうか。
男性:食事は弁当なんだよ。朝と夜は弁当で、昼はコッペパン2本と日替わりでジャム。味はいちご、マーガリン、マーマレードと…あとなんか忘れた。弁当は4日くらいのローテーションが延々繰り返されるんだよね。
朝は米におかずが3、4品。朝から揚げ物が必ず入ってる。で、お新香ちょっとと葉っぱものだったかな?ソースと醤油はかけ放題。
飲み物についても聞いてみたところ…
男性:朝と夜がお茶で、昼がお湯。コーヒーは、原宿では買おうと思えば昼に買える。昼ご飯だけ焼き鳥丼とかハンバーグ丼とか、丼系が選べて飲み物も買える。俺、毎日野菜ジュース買って飲んでた。
まぁでも、食事に関しては結構辛いよ。楽しくはない。ただ生きるために食うって感じだった」