「性欲なし」を自覚している割合を調査 男女には埋められない溝があることも判明
「人間の三大欲求」のひとつとされる性欲。しかし、「自分には性欲がない」と思う人の割合を調べてみたところ…
性欲は、食欲や睡眠欲と並んで「人間の三大欲求」とも呼ばれる。これらの欲求は、個体や種族を維持するため「したい」と思うようにプログラムされたものだろう。
こうした欲求が希薄な個体は生き残れず、遺伝子を残すことができなかった…という厳しい淘汰と進化を経て、現在があるのではないだろうか。
この3つの欲望は、人によって優先順位や個人差があるだろう。また、年齢による変化もあるかもしれない。そこでしらべぇ編集部は、「性欲がない」と自覚する人の割合を調査してみた。
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■3割が「性欲なし」
全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査したところ、「自分には性欲がないと思う」と答えたのは、全体の31.4%。
しかしこのデータはきわめて男女差が大きく、男性ではわずか16.3%だったのに対して、女性ではじつに46.5%と半数に迫っている。8割以上に性欲がある男性と5割近くが性欲なしの女性…この不一致は男女双方にとって他人ごとではないはずだ。
■急激に広がる男女の性欲格差
この圧倒的な男女の性欲差は、年齢が上がるとともに拡大する傾向も見られる。
男性で性欲なしを自覚する人は、全ての世代で1割台だが、もっとも割合が高いのは意外にも20代で19.2%。また、もっとも少ないのは50代で11.2%という結果となった。
60代では加齢のせいかふたたび上昇に転じているが、男性の性欲は少なくとも60代くらいまでは「年を取れば衰える」というものではないらしい。
一方女性は、加齢ともに右肩上がりで性欲なし率が上昇。20代では27.1%に過ぎないが、5〜60代では6割を大きく超えている。30代以降は大きく開いた男女の欲求格差は、悲劇的ですらある。