性的な意味で「生涯現役」を望む? 男女では悲劇的な差があることが判明
バイアグラの普及などもあり、男性の性的な能力は以前よりも年齢にとらわれなくなってきた昨今。「生涯現役」を望む人はどれくらいいるのだろうか。
「人生100年時代」と言われる現代。肉体も頭脳も、歳を重ねるごとに衰えていくのは生物として仕方ないことだが、寿命自体が長くなれば、できる限りながく「現役」でいたいと願う人が多いのではないだろうか。
仕事ももちろんだが、肉体的・性的な意味でも「生涯現役でいたい」というのは、人の自然な思いかもしれない。
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■3割が「性的にも生涯現役で」
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,644名を対象に調査したところ、「性的な意味で生涯現役でいたい」と答えたのは、全体の30.7%。
ところが、男性では44.1%だったのに対して、女性はわずか17.2%。美容面ではアンチエイジングにこだわる人が多い女性だが、それは性的な意味や目的ではなく、男女でいうと女性のほうが先に「枯れる」ことを志向するのかもしれない。
■5、60代男性にはリアルな課題か
さらにくわしく男女・年代別でこの調査結果を見てみると…
どの世代でも女性を大きく上回る男性だが、もっとも高いのは50代で55.9%。60代が53.2%で続く。体力や精力の衰えを感じやすくなる年頃でもあるが、6割に迫る過半数が「性的にも生涯現役」を望むのは驚きだ。バイアグラに代表されるED治療薬の普及も、背景にあるのかもしれない。
一方、女性では40代が27.1%と突出。これは、閉経や更年期といった肉体的な変化が始まることと無縁ではないだろう。
しかし、仮に「同年代の夫婦」を想定した場合、5〜6割の夫がいつまでも性的に現役を望むのに対して女性がここまで希望しない状況は、男性の浮気や性的な強要などにつながる恐れもある。
■既婚者と未婚者、現役志向が強いのは…
では、より生涯現役志向が強いのは、既婚者・未婚者、どちらなのだろうか。精力の衰えを感じやすい40代以降に絞って検証してみた。
50代女性では既婚・未婚が誤差の範囲で並んだが、それ以外のすべてのグループで、未婚者の現役志向が既婚者を上回っている。
日本では、夫婦間のセックスレスが社会問題化しているが、仮に現役でいたとしても家庭内にはセックスがない既婚者よりは、自由に相手を選べる独身派のほうが、性へのこだわりが強い傾向がありそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代の男女1,664名(有効回答数)