インフルでも出勤強要、同僚は過労死 『ブラック企業エピソード大賞』がヤバすぎる

ブラック企業の体験談を募集するコンテストで1位に選ばれたエピソードが、想像を絶していた。投稿者は転職に成功したものの…

②インフルにかかっても出勤を強要

有給の取得や健康管理についても、違法性が高い。

早野弁護士:労働者は、原則として有給休暇を自由に取得することができ、会社が有給休暇を取得する日の変更を求めることができるのは、事業の正常な運営を妨げる場合に限られています(労働基準法39条5項)。


インフルエンザにかかっているのに、有給をとらせず出勤を強要するなど言語道断です。その上に「自己管理ができていない、寝食忘れて仕事をするくらいの気合いがあれば体調を崩さない」などと述べて叱責する行為はパワハラにあたり違法となり得るでしょう。


この場合、上司のみならず会社も損害賠償責任を負いますし、有給取得の妨害について6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金が科せられる可能性もあります(労働基準法119条1号)。


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③ブラック企業に就職してしまったらすぐ転職を

早野弁護士:雑煮さんは転職後も強迫観念に襲われるなど、ブラック企業の恐ろしさを感じさせる内容ですが、同じ小売業で恵まれた職場に出会えたことは、現在もブラックな労働環境に苦しむ方の転職の後押しになるエピソードではないでしょうか。


大賞エピソードおよび2位〜7位の体験談は、日本リーガルネットワーク社の公式サイトに掲載中。また、その他のエピソードについてもこちらのリンクで見ることができる。

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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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