子供の頃に性被害を受けそうになった人の割合は… 北関東・北陸での未遂率が目立つ
大人になっても忌まわしい記憶として刻まれる、子供の頃の性暴力。絶対に許されない行為だが、遭いそうになった人の割合は…
体力も判断力も劣る子供を襲う性暴力は、許しがたいものだ。その重大性から、事件が起きると大きく報じられるが、一方で絶えることはない。
今は大人になっている人の中にも、幼い頃に思い出したくもない性被害に遭った人がいるかもしれない。
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■2割弱に性被害経験
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査したところ、全体の15.0%が「子供の頃、性被害に遭いそうになった」と回答した。
男性は10.3%だが、女性は19.6%とほぼ2倍。未遂に終わった人が含まれるとはいえ、「このままいくと性犯罪」と認識できた状況と考えると、かなりの割合と言える。
■男性の被害経験も
さらにくわしく、男女・年代別で見てみよう。
もっとも割合が高かったのは40代女性で22.3%。30代女性が21.3%で続き、20代がやや低いものの多くの年代で被害未遂の経験が目立つ。
また、男性でも30代は16.1%と20代女性の経験率と並んでおり、必ずしも女児だけに気を配れば対策になるわけではない。
実際に、記者も小学校低学年の頃、近所に実在する中学校の生徒を名乗る男性に「実験に協力してほしい」などと声をかけられて駐車場に連れ込まれ、男性器を握らされた経験がある。目をつぶっていたため何をさせられているのか全くわからなかったが、恐怖心は今も鮮明に残る。
■北関東・北陸での未遂率が高い
また、今回の調査結果は地域によっても高低差が見られた。
もっとも割合が高かったのは、北関東で27.0%。全国平均の2倍に迫っている。北陸エリアも21.2%と2割を超えている。一方、四国や甲信越は1割前後と、低い割合となった。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国の20〜60代の男女計1,664名(有効回答数)