東京駅のエスカレーターで「歩かないで!」の呼びかけ 歩行禁止は「おもてなし」になるのか

JR東日本は17日から2月1日までの期間中、転倒などの事故を防止するため「エスカレーター歩行対策」の試行をスタートさせた

2018/12/18 09:00

エスカレーター
(RonFullHD/iStock / Getty Images Plus/写真はイメージです)

JR東日本は17日から2月1日までの期間中、転倒などの事故を防止するため「エスカレーター歩行対策」の試行をスタートさせた。


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■「手すりにつかまりましょう」

試行期間中は、東京駅の中央線ホームに通じるエスカレーター2基と、京葉線ホームに通じるエスカレーター4基で実施しているようだ。

「お急ぎの場合は階段をご利用ください」「左右2列でご利用ください」といった大型掲示物も設置され、手すり部分や乗車口付近ではイラストや文字で「手すりにつかまりましょう」と注意喚起を促す。さらに21日までの5日間は、警備員による声掛けや巡回も行うという。

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■「片側空け」の1960年代

日本においてエスカレーターの「片側空け」はいつから始まったものなのだろうか。所説あるようだが、阪急電鉄の梅田駅が移転しエスカレーターが長くなった1967年頃、「急ぐ人のために、片側を開けること」と呼びかけたのが発祥だと言われている。

のちに、1980~90年代には、東京で深い地下鉄駅が相次いで誕生し、エスカレーターが増えたため、片側空けが普及するようになった、とか。

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■転倒や転落の事故が続出…「手すりにつかまろう」