2歳長男を「しつけ」として虐待死させた父親 食事中の惨劇に「胸が張り裂けそう」と悲鳴
東京都足立区で2歳の長男を椅子から落として死亡させた男が書類送検。頭部損傷が死亡につながったという。
昨年10月、東京都足立区で、痛ましい虐待事件が起こっていたことが判明。相次ぐ親から子への暴力に、ネットからは「胸が張り裂けそう」と悲痛の声が相次いでいる。
■椅子を引いて頭から落下
自宅で当時2歳の長男に暴行を加え死亡させたとして、13日、傷害致死容疑で、父親で同区の会社員の男(24)が書類送検された。
容疑は昨年10月11日夜、同区内の自宅で、長男が座っていた幼児用椅子を後ろに引き、長男を頭から転落させるなどして硬膜下血腫などのけがを負わせ、同月17日、搬送先の病院で死亡させたものとされている。
男は調べに対し、「食事中に注意したら無視され、腹が立った」などと話し、容疑を認めているという。
■「しつけ」として普段から…
長男は落下後の即死は免れたものの、その後の歩行時にふらつくなどしていたという。翌日の12日に自宅で意識不明となり、同居の親族の女性が119番通報して救急搬送されたそうだ。
親族は「しつけとして、ふだんから頬をたたくことがあった」などと話していて、解剖では、虐待などの強度のストレスを受けた際に縮むことが知られている「胸腺」と呼ばれる臓器の萎縮も、確認されたとのこと。