「お腹の子供か妻か」命の選択を迫られた夫 残酷な悲劇に夫が下した決断とは…
子供を待ち望む夫婦にとって、子供を授かった瞬間の喜びは何物にも代えがたいほどの幸せなはず。そんな中、コロラド州で夫を襲った「苦渋の選択」にネット上では同情の声が相次いでいる。
■子供か、妻か…
1月に出産予定だった妻だが、2ヶ月ほど早い11月に突如、大量出血をしてしまい病院へ搬送されることに。母子ともに危険な状態だったようだ。
すると夫は、医師から「子供か妻かどちらかしか救えない」と宣告されてしまう。妻の手術を優先すると子供が死に、子供を救えば妻はおそらく助からないというのだ。
選ぶことすら地獄のようにも思えるこの状況に、夫は「子供を救うこと」を選択する。医師たちは子供を救い出し、妻も助けようとしたが手術する前に亡くなったよう。
夫は子供を選んだことについて、もしも妻を選び子供が亡くなったときに夫が子供を選ばなかったことを一生恨むはず、妻はどれほど子供のことを思っていたかを私は知っている、と答えたという。
■「つらすぎる」「悲しい」
夫婦を襲ったあまりにも残酷な悲劇に、女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』では同情の声が寄せられた。
「私ならどうするだろう。子供の誕生日でも大切な人の命日でもあるんだよね。つらすぎる」
「これは難しいよね。どっちが亡くなっても悲しいもんね。旦那さんは奥さんの性格をよく知ってての判断だろうし、他人がどうこう言える話じゃないね」
「旦那さんつらかっただろうね…」
■「子供の命を選んで」「私なら死にたくない」
また、子供を選択したことに「私もそうしてほしい」と称賛の声もあがっている。
「私が同じ立場だったら子供を助けて欲しいな 自分の命より大切だから」
「現在妊娠中。もし同じようなことになったら旦那には迷わず子供の命を選んでほしい。私は十分生きたし」
しかし、一方で「妻を助けるべきでは?」との声も。
「え。私なら死にたくない」
「子供は生まれる前は命じゃないと思ってる 生まれた時点で生きる価値が出来る」
「この旦那さんはそれでいいかもしれないけど生まれた子供は母親がいない人生なんだよ」
■自分の子供が絶対にほしい人は…
妻よりも子供を選択した夫。それだけ、夫婦の間で「子供」が大切なものだったのだろう。
しらべぇ編集部が全国20〜40代の子供がいない男女588名に「子供がほしいか」についての意識調査を実施したところ、女性は約3割だが、男性は約2割という結果に。
いずれの決断を下しても後悔はつきまとうはず。苦渋の選択をし、妻の意思を尊重した夫の選択を讃えるとともに、子供が幸せに育つことを祈りたい。
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(文/しらべぇ編集部・鳩麦エスプレッソ)
対象:全国20代~40代の子供がいない男女588名(有効回答数)