2018年を揺るがしたスポーツの指導方法 「厳しい指導」は本当に選手を強くするのか

日本大学アメフト部などスポーツ指導者の指導方法が物議を醸した1年。「厳しい指導」は必要なのか?

■それぞれの意見は?

厳しい指導肯定派、否定派。それぞれに意見を聞いた。

<肯定派>

「スポーツは基本的に他人を蹴落として勝利することが目的。『強くなりたい』なら、練習段階から身体や精神にある程度負荷をかけるような厳しさはあってもいい。


理不尽な暴力は反対ですが、重大な規律違反などをした場合には、教育のためにやっても良いはず。僕は、殴ることも教育者の愛情だと思っています。でも、今の社会では理解してもらえないことも理解しています。もう、古いんでしょうね」(60代・男性)


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■競技人口の減少への危惧も

<否定派>

「今の子供たちは厳しいだけではすぐ辞めてしまいますよ。パワハラ体質では一体感が生まれないし、強くなれない。しっかり対話をして、話し合うことが大事。練習メニューについても、部員に『なぜするのか』を伝え、効率的な鍛え方をするべきです。


それに、現在は昔と違ってどのスポーツも競技人口が減っている。厳しい指導でふるい落としにかける時代は終わり。指導者は、選手に競技を好きになってもらう努力をしてほしい」(30代・男性)


どちらも一理あるように思える、運動部での厳しい指導。しかし行き過ぎた「体罰」は、ただの暴力だということも忘れずに。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代の男女1,537名 (有効回答数)

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