約5割がSNSを煩わしく感じる? 「SNS疲れ」は若者よりも年配者に目立つ傾向も

世界中の人と友達になれるSNS。便利な反面、煩わしさを感じることもある…

(tuaindeed/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「Twitter」「Instagram」「LINE」をはじめとするSNSを、個人や企業があたり前のように利用する時代となった。

友人の近況を確認できたり、世界中の知らない人と繋がることができたり…と、楽さを感じる反面、SNSとにらめっこする日々に疲れを感じている人も少なくないだろう。


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■約5割がSNSに煩わしさを感じる

しらべぇ編集部は、全国の20〜60代男女1,537名を対象に「SNS」についての調査を実施したところ、全体の49.6%が「SNSが煩わしい」と回答した。

2人に1人は不便さを感じながらもSNSを利用していると考えると、興味深い数字である。 なお、男性47.0%に対して、女性52.3%と女性に割合が高いようだ。

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■女性に多いSNS疲れ

そこで、「煩わしい」と回答した割合を男女・年代別に絞っていくと…興味深い傾向が見えてきた。

60代を除くすべての世代で、女性のほうがSNSに煩わしさを感じていることが判明。もっとも高いのは50代で男性51.3%、女性では6割に迫った。

また、年齢を重ねるごとに、その割合は高くなり、男女共に50代をピークに山形のグラフ配置となっていることも特徴的だ。

一方で、もっとも低いのは20代で4割にとどまった。SNSに慣れ親しんでいる世代では、SNSに煩わしさを感じていない意外な結果に。


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■「SNSに感情を振り回される」

ネット上には、SNS疲れから利用を退会したという声が広がっていた。

「人のリア充生活見ても自分が辛くなるだけと確信した」


「自分の個人情報を晒していることに気づき慌てて削除した」


「ふと自分の投稿を見直したら、語ってたり愚痴ってたり恥ずかしくなった。」


「『コメント』や『いいね』を遠回しに強要された挙句、してないと影で悪口。くだらないと思って全部やめた」


「フォロワーやコメントの増減にいちいち落ち込んだり、SNSに感情を振り回されることがしんどくなった」


SNS特有の人間関係に煩わしさを感じたという回答が多い中、プライベートなことを発信することによって「個人情報の漏洩につながるのではないか」と危機感を覚えている人も多いようだ。


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■災害時には有効的なツール

人間関係では何かと、煩わしく感じてしまいがちなSNSだが、その拡散力の高さが災害時は現場の状況を伝える有効な手段の一つとされている。大規模な災害が発生した際は、電話回線が混雑することから電話の利用が困難となり、安否確認が遅れてしまう。

一方、インターネット回線を利用しているSNSでは目立った障害もなく、スムーズに連絡のやり取りができるため、災害直後の「安否確認」「注意喚起」「避難所の解説情報」「停電や断水」といった様々な情報を手早く収集することが可能。

中でも、Facebookでは、緊急事態の際に友人に安否を報告できるよう『災害時情報センター』を設置している。使い方一つで、便利にも脅威にもなるSNS。その機能や特性をしっかり把握した上で利用することが何よりも大切だろう。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)

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