「切ない美しさ」で注目の劇団員・湯川玲菜 「やる気に満ち溢れています」と意気込み
秋元康氏プロデュースの[劇団4ドル50セント」の連続インタビュー第6回。
2018/11/21 08:00
■仲との違いを出すために
主人公「ポーカー」は仲とのダブルキャスト。湯川は「せっかくのダブルキャストなので違いを出しつつ、高めあっていきたい」と話す。
湯川:(仲とは)元々稽古の相談とかをする関係でした。その中で、稽古中に感じたことがあれば、「私がこうするから、こうしてみたら」っていうことを共有することで違いを出していけると思います。
(演じるポーカーの)基礎は変わらないのですが、私たちの性格とか、思うことは一緒じゃないと思うので。
■パントマイムに注目
ピエロの養成学校が舞台ということもあり、今回の舞台では歌やダンスのほかに、ジャグリングなど「ならでは」の演技も披露される。その中で、湯川は「パントマイム」のシーンに注目してほしいという。
湯川:今回、ピエロの動きでパントマイムがあって、台詞を言いながらパントマイムを入れたりとかの工夫をしているので、そこは是非見てもらえたらなって思います。
しかし、その稽古には苦労しているよう。インタビューを行った本番まで残り2週間あまりという段階での完成度を訊くと…
湯川:いやあ、頭で考えるようじゃ、もうダメなんですよ~(笑)。頭で「こうだからこう」とか考えちゃうと全然できなくなってしまうので、私の場合。だから、感覚というか、本当にそこにものがあるように想像しないといけないので大変ですね。
■一番の成長は「自信」を持てたこと
第1回本公演『新しき国』から半年ほどの時間が経ち、湯川たち劇団員は新しい舞台に臨む。その期間で、彼女が「成長した」と感じるのは、気持ちの持ち方をコントロールすることで得た「自信」だった。
湯川:私は元々演じることに苦手意識があって、すごくたくさん怒られるし、どうやったら上手くなれるんだろうってずっと思っていました。
でも、『新しき国』や週末定期公演が終わって、今回のオーディションに至るまでに、「一生懸命にやってたら伝わる!」ってことを学んで、そういう気持ちを心の中に置いておくと自信に繋がる。
今まで苦手意識があったのが、そこで自信を持てるようになったことが一番の成長だったのかなって思いますね。
湯川が『新しき国』で演じた「ポチ」から、『ピエロになりたい』で演じる「ポーカー」。その変化がどのように出ているかに注目したい。
なお、『新しき国』は今月20日から、動画配信サービス「dTV」で映像の配信が開始されるので、見逃した人も安心だ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)