秋元 康氏プロデュースの劇団員・谷口愛祐美の成長 「悔しさを出せるようになった」

秋元康氏プロデュースの劇団「4ドル50セント」の連続インタビュー第3回。大阪出身の谷口愛祐美に話を聞いた。

■『ピエロになりたい』で演じる役柄は?

第2回公演『ピエロになりたい』は、ピエロの養成学校に通う生徒たちが、厳しい授業を通して自分を変えていこうとする物語。

その中で、谷口が演じるのは「チャップリン」というキャラクターだ。

谷口:私の役は、「ハーレクイン」っていう、やさぐれたようなクラスのリーダーです。物語が進むにつれて出てくる設定なんですけど、ハーレクインの生徒たちはある事件をきっかけに、先生に対して恨みを持つようになるんです。


でも、その恨みの根本にはそれぞれのキャラの優しさがあったり、先生の優しさがあったりして。それが最終的に明らかになっていくというか、わかっていって。(主役の)ポーカーとかいろんな人に感化されて、やさぐれていたけど、ピエロになろうとするキャラですね。


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■笑いのスパイスにも注目

『ピエロになりたい』の本公演に向けた意気込みとして、谷口は「登場シーンは多くないが、ブッフォンやフール(ハーレクイン以外のクラス)とは違った雰囲気で、お客さんの印象に残せるようにしたい」と話す。

舞台を観てくれた方の印象に残るように、どのようなことを意識しているのかを最後に教えてもらった。

谷口:ハーレクインにはお笑い対決みたいなのがあるんです。ハーレクインには、実際にコンビを組んでM-1にも出た女の子もいるので、そのふたりの特性を活かして、劇場の中でも皆さんを楽しませる「笑い」というスパイスを加えられるようなチームになりたいなと思ってます。


上京前、お笑い芸人が出演する舞台にも出演していたという谷口。『ピエロになりたい』のメインキャストオーディションの際は、お笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしこを始め、多くの芸人がエールを送っていた。

インタビュー中には、言葉に詰まることもありながら、懸命に自らの言葉で伝えようとしてくれるなど、その真摯な姿勢が人を惹きつけるのだろう。舞台で演じる彼女を見て、そうしたひたむきさを是非感じてもらいたい。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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