国民の約8割が必要性を感じていない! 高校球児が「坊主頭」であるべきか調査した結果
いつの時代も力を入れている運動部の男子は坊主が多い…
2018/10/28 11:00
いつの時代も、力を入れている運動部に所属している男子は強制的に「坊主頭」ではないだろうか。
特に、甲子園を目指している高校球児に多く見受けられ、「なぜ、彼らは坊主なのか」と疑問を持つ人も少なくないだろう。
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■約8割が坊主頭に意義を感じない?
しらべぇ編集部は、全国の男女1,500名を対象に「野球について」の調査を実施。その結果、「高校球児が坊主頭にする必要はないと思う」と答えた人は8割に迫ることが判明した。
大多数が野球部の坊主頭に必要性を感じていないが、これは若い世代の認識であり、長きに渡り高校野球を応援してきた年配の人は、坊主頭に好感を持っているかもしれない。
■どの世代も坊主頭に必要性を感じていない
さらに、この「坊主頭にする必要がない」と回答した割合を年代別にみると、最も高いのが20代で79.0%。
その後、年代が上がるにつれて割合は低くなっているが、7割を下回らず、ほぼ横並び。年代を問わずどの世代も、野球少年の「坊主頭」に疑問を持っていることが判明した。
■坊主にするメリットは?
ここで重要なのが、「坊主頭」にすることは高野連が定めたものではなく、規定もないということ。では、なぜ野球部では坊主が採用されているのか、ネット上にはこんな声が寄せられていた。
「坊主が当たり前だった時代の名残が伝統として続いているから」
「髪の毛が邪魔にならないので、競技に集中できる」
「坊主姿は清潔感がある」
「丸刈りルールを撤廃すると、どの長さまでが許容範囲なのか親御さんともめてしまう」
「帽子をかぶると蒸れるので坊主だとそれが緩和される」
「野球をやめて何年も経つけど、バリカンさえあれば自分でカットできるので、床屋に行く必要もなく経済的」
中には、「戦後の名残」「坊主じゃないと負けた時ヤジを飛ばされる」といった声も見受けられた。
■頭髪を理由に野球部を離れる選手もいる
一方で、「坊主が嫌だから野球部には入らない」という理由で、小・中学校と続けてきた、野球を離れてしまう選手もいるようだ。
事実、今年開催された甲子園では出場校56校の中で、ヘアスタイルが自由なのは旭川大高と慶應の2校だけ。 頭髪を自由にすることで、貴重な戦力を失うことを防げるだけではなく、選手一人一人の自主性を養うことにも繋がるようだ。
今回の調査では、多くの国民が、野球球児が坊主頭であることに必要性を感じていないという結果となった。 伝統も、もちろん大事だが、これからの野球界には柔軟性と自主性も必要となってくる。
「野球部=坊主」というスタイルをみかけなくなる日も、そう遠くはないのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
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