愛知県・恋人の聖地で幸運のシンボルごっそり盗難 「幸せの独り占めやめて」
クローバー発祥の地で1人1本の摘み取りOKのクロ―バーをごっそり持っていく「幸せ泥棒」が現れた。
■四つ葉のクローバー発祥の地
人気観光スポットとなっている場所「恋路ケ浜」。白い砂浜が広がり太平洋を見渡せる景観と、伊良湖岬に広がる砂浜は「恋人の聖地」と呼ばれている。また、四つ葉のクローバーが最初に見つかった「発祥の地」という説も。
2014年10月、伊良湖岬観光協議会などが、恋愛成就の観光スポットとして定着させようと、発祥の地に四つ葉のクローバーがの株を植えた約4平方メートルのスペースを造った。
■1ヶ月もたたずにごっそりと…「まるで幸せ泥棒」
1人1本は摘み取りOKになっているが、今年4月にテレビ番組で紹介されたこともあり、全国から多くの観光客が訪れた。
四つ葉の1枚ずつには「名声・愛・富・健康」の意味を持ち、「幸運を呼ぶ」と言われている。幸せを求める人がごっそり摘み取り、半月ほどで跡形もなくなってしまったという。これを受けて3日、地元の人たちが植え直した。
10年前から四つ葉のクローバーの株分け、栽培に取り組んでいる田原市職員の方は「まるで幸せ泥棒」だと悲しみ、「幸せを独り占めしようとせず、ルールを守って、みんなが幸せになってほしい」と話しているという。
■現在、幸せを感じている人の割合は…
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,363名に「今が幸せ」と感じているのか調査したところ、4割以上が「はい」と回答。
幸せを感じる理由はともかく、4割以上が人生に充足感を感じているのは確かなようだ。「いいえ」と答えた人の中には、クローバーの力を借りてでも幸運を手に入れたい人もいるだろう。
■「因果応報」の恐れも
カニを騙し、柿の実を独り占めした猿を描いた『さるかに合戦』は、最後はこてんぱんに仕返しされ、猿は死亡。芥川龍之介の『蜘蛛の糸』は、極楽へつながる蜘蛛の糸を独り占めしようとした男は、糸が切られ再び地獄に落ちた。
ほかの観光客のことを考えない、自己中心的な行動は因果応報の報いを受けてしまう、という教訓を覚えておこう。
・合わせて読みたい→板野友美、お泊り愛報道で「バストの変化」に騒然 過去画像と比較する声も
(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)
対象:全国20代~60代の男女1,363名(有効回答数)