「痴漢に間違われたら…」 7割の男性がビクビクしながら満員電車に乗っていることが判明
冤罪でも人生を棒に振ることになりかねない痴漢。ラッシュ時に気をつけている人を調査。
通勤・通学ラッシュという事情もあって、日本の恥ずべき犯罪文化として定着してしまっている痴漢行為。「Chikan」は、今や英語版辞書にも載ってしまっているという情けなさだ。
駅構内には、抑止を狙うポスターが多く貼られ、通勤時間には女性専用車両も運行している。それでも、すべての車両が男女別に分けられているわけではない。
■痴漢はごくひと握り
とはいえ、痴漢行為を行う男性はごく限られた人たちだ。しらべぇ編集部が2017年6月に実施した調査では、全国20〜60代の男性671名のうち9.7%が、「電車内で意図的に痴漢をしたことがある」と回答した。
9割の男性は、痴漢がらみの揉めごとで電車が遅延したり、自分の妻や恋人、娘が被害に遭ったりなど、被害・迷惑を被っていることになる。一般の男性にとって、それ以上に恐ろしいのが、痴漢冤罪の問題だ。
しらべぇ既報でも、レイ法律事務所・河西邦剛弁護士による痴漢冤罪への対策法を伝えているが、この問題はすべての男性が被害者となりうる。
■7割が冤罪対策を意識
電車で通勤・通学している男性231名に質問したところ、「満員電車で痴漢と間違われないよう気をつけている」と答えた割合は、66.7%。
自身は痴漢行為に縁がない男性の大半が、誤解されないよう気をつけながら通勤・通学していることがわかる。