コンプラの壁をぶち破った『シモネタGP2018』 番組の立役者が語る「下ネタに市民権を」

今年5月の配信から4カ月…早くもレギュラー化が決定した『シモネタGP』今夜からスタート!

■AbemaTVのプロジェクトを聞いて企画書を入れこんだ

ニッキューナナ
(「セクハラコント」の男女コンビ・ニッキューナナ、楽屋だってコントの練習に余念がない)

シモネタ番組が実現するまでの道のりは、AbemaTVが実施した「AbemaTVオープン化コンテンツプログラム(以下、OCP)」に参加(応募)することからはじまる。

「OCP」とは、AbemaTV独自のプロジェクト。従来の枠組みに囚われない、斬新な企画や熱狂を生むコンテンツをオープンに募集。

提供される枠と予算に対して「企画・制作・話題化」まで全てのプロデュースをして、ヒットレギュラー番組を生み出していく…というもの。

イベント会場で成功をおさめたとはいえ、映像として放送(配信)するというものはコンプライアンスが厳しいこのご時世、リスクが大きいように感じる。周りのスタッフの反応はどうだったのだろうか。

オオカミ少年・片岡:そうですよね。僕もあくまでもライブイベントとしては面白いなと思っていました。ただ、イベントを終えて「これはイケる!」と言っていたのがお兄ちゃんでした。


片岡:AbemaTVが「OCP」というプロジェクトを実施していると聞いて、とにかく企画書を提出しようと。一緒に仕事をしているスタッフは…否定はしないけど「企画、通らないんじゃないんですか?」と賛成はしていなかったですね。


それでも諦めきれなくて、「OCP」に5つくらい企画書を出したうちのひとつにシモネタ企画も入れ込んだ。会議でも誰も賛同していなかったみたいです。


ただ、サイバーエージェントの藤田社長だけが気に入ってくれたみたいで、「一番面白い企画は…」って、この企画書を握ってくれたそうです。


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■シモネタで人生を変えたい芸人からの連絡も

インポッシブル
(地上波ではコント「必殺仕事人」でお馴染みのコンビ芸人「インポッシブル」。じつはR指定コントも持ち味)

藤田社長が決定したことで、お笑いの知識も豊富なスタッフたちと奮闘。配信した結果はどうだったのだろうか。また、芸人や視聴者からの反響はどんなものだったのだろうか。

片岡:前評判が悪い中、5月に『シモネタGP 2018』が配信されました。同じくAbemaTVでは、出演者も豪華でケタ違いの予算だという番組があったんです。


『シモネタGP2018』と2ケタぐらい予算が違ったんじゃないかな〜(笑)。その番組の数字(アクセス数)を超えたと聞いたときは、素直に嬉しかったですね。


オオカミ少年・片岡:僕自身、正直ここまで反響があるのは驚きました。芸人本人から「次に開催するときは、オーディションを受けさせてください」と連絡がありましたね。


芸人の中でも「やっとキター!」という人たちも多いですよ。「シモネタで人生を変えよう」みたいな(笑)。お兄ちゃんが芸人たちの新たなストーリーを作ったという、ストーリーテラーですね。

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■シモネタは「エロ」ではなく、アート