「もう働きたくないので帰ります!」 もっと気軽に早退したい人たち
アイドルのイベントに行きたいから。
体調不良などの理由があれば、よほどのブラック企業でない限りは早退が認められる。そんな部分を利用して、嘘をついて早退する人もいるかもしれない。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代会社員・公務員の男女564名に「仕事について」の調査を実施。
「仕事が嫌で早退したことがある」と答えた人は、全体で19.9%と少ない割合だった。やはり嫌なだけでは、早退しにくいのだろう。
■上司は早退しやすい
性年代別では、40代の男性が多い割合になっている。
立場が上であるほうが、やはり早退しやすいものだ。
「自分の調子が悪いのかあまりに仕事が進まなかったときに、気持ちをリセットしようと早退することにした。周囲には『体調が優れないから帰る』と伝えて、そのまますぐに帰宅。
若い頃は、上司の許可がいるのでなかなか早退する決断ができなかったけど、今の立場ならある程度は自分の裁量でなんとかなるから」(40代・男性)
■アイドルのイベントに行きたいから
上司に面と向かって嘘をつくのは、勇気がいるものだ。
「仕事中に体調が悪いと思っても、無理している。早退するには上司への確認が必要だから。
『帰るな』とは言われないだろうけど、帰りたいとは言いにくい。しかも嘘の理由を言うなんてことしたら、目が泳いですぐバレそう…」(20代・男性)
しかし中には、嘘をついて早退した経験のある人もいる。
「好きなアイドルのイベントにどうしても行きたかったので、仕事をがんばって終わらせて『体調が悪い』と言って、早めに帰ったことがある。やるべきことはやったから、問題ないと思うんだけど」(30代・男性)
■もっと気軽に早退したい!
たとえ定時前でも、気軽に帰宅できるようになればいいとの意見も多い。
「机に向かって座ることが仕事だと思っている人が多いから、私的な理由での早退を許すところが少ないのだと思う。早めに仕事が終わったなら、そこで帰ってもいいと思うんだけど。
プライベートを優先させて急ぎでない仕事を次の日に回すとか、もっと自由でもいいのに…。時間が余っているからって、意味なくパソコンを眺めて時間を潰すほうがもったいない」(30代・女性)
働き方改革が求められる中で、気軽に早退ができる会社が増えていくかも。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代会社員・公務員の男女564名(有効回答数)