気づけばマウンティングに…つい張り合ってしまう人の痛い体験とは?

普通に話していたはずなのに、いつの間にかマウントの取り合いになるタイプも

(itakayuki/iStock/Getty Images Plus)

相手よりも優位な立場だと示そうするマウンティング。女性同士の関係で話題になることも多いが、負けず嫌いや意地の張り合いなどは男性でも見かけることが多い。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,357名を対象に「つい人と張り合ってしまう」という人の割合を調査した。


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■年収に比例するが「金持ち喧嘩せず」も

「つい人と張り合ってしまう」と回答したのは、全体で21.5%と割と少なめ。男女別では男性21.5%に対して、女性は21.6%と男女差はない。

しかし、性別・年代別では

女性は30代、男性は60代が3割前後で突出している。

30代女性はママ友絡みでマウンティングが多そうなイメージのほか、独身でも仕事や恋愛・結婚など、さまざまな状況で周囲と自分の立ち位置の差を気にかけやすい年代と考えられ、つい張り合ってしまう場面は多そう。

また、60代男性は重ねてきた経験への自信が、人と張り合う要因になるのだろうか。

「人と張り合ってしまう」ことの良い面を見れば、上昇志向があるとも言える。そこで年収別のデータを見ると、

1,000万円未満までは、年収に比例して高くなる。しかし、「1,000万円以上」になるとやや割合が下がる結果に。

一定のラインを突き抜けると、張り合う必要がなくなるのか、「金持ち喧嘩せず」という領域になるのか…。

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■人が離れていくことも

実際に「つい人と張り合ってしまう」という人に、話を聞いた。

「女性は多かれ少なかれ、マウンティングしてしまう部分があると思うんです。見た目とか、頭の良し悪しとか、人気があるとか…いろんな部分で『ここは私のほうが上、こっちは負けてるけど、総合すると勝ってる』みたいな感じで。誰かと一緒にいると、無意識に出てきちゃうし、気づくと張り合ってしまう…。


そのために盛るっていうか、ぶっちゃけちょっと嘘が混じっちゃうこともあって、辻褄を合わせるためにムリすることも。それが成長に繋がる時もあるから、全部ダメじゃないんだけど、自分で自分が嫌になることも多いんですよねぇ」(20代・女性)


「プライドが高いせいか、張り合ってしまいがちなところがあります。表に出してないつもりでも、それが原因で人が離れていくことも少なくないです。


以前、仕事で自分がいろんな局面で優位に立とうとしすぎて、気づいたら完全に孤立してしまって…。仲の良かった女性の同僚から『マウント取りたいのはいいけど、自分より実力が上の人間にやろうとするのは、どんな神経してるのよ!』とキレられて…。


その時に『女はマウンティングが好きだけど、勝てない相手にマウント取りになんて行かない。なのに男はどうして、絶対勝てない相手にまで張り合うのか、意味が分からない』と説教交じりに呆れられ、自分の痛さを思い知らされました」(30代・男性)


上昇志向の表れでもあるが、他人との関係性で張り合う気持ちが前に出ると、人間関係が壊れてしまうケースも。がんばる原動力にするのはいいが、「人と張り合う」のはほどほどにしたほうがよさそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年7月13日~2018年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1357名 (有効回答数)

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