広島カープの愛されベテラン・新井貴浩が引退 非難のFAから出戻り、優勝に貢献

広島東洋カープの新井貴浩内野手が今季限りでの現役引退を発表した。

■悲願のリーグ優勝

そして迎えた9月10日、読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)。広島はこの試合に6−4で勝ち、じつに25年ぶりとなるリーグ優勝を果たした。

歓喜に沸く広島ナインは、グラウンド上でもみくちゃに。中でも印象的なシーンは、黒田氏がチームメイトたちをかき分けて新井の姿を探し、自ら熱い抱擁を交わしにいった場面だろう。

あまり感情を表に出さないタイプの黒田氏が、長年苦楽をともにした新井とこの場でどうしても喜びを分かち合いたかったのだ。2人のベテランが抱き合って号泣する姿は、プロ野球史に残る名場面と言っていい。

ともに広島を愛し、暗黒時代と呼ばれた低迷期を耐えてきた2人。「広島で優勝したい」という見果てぬ夢を追って偶然同じ年に復帰し、在籍するだけではなく戦力として悲願の優勝に貢献した。

クールな黒田氏が人目も気にせず新井と抱き合って涙したことには、それだけの理由があったのだ。


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■「新井さんはまだやれる」

今季は主に代打としてベンチに控える新井。4番には鈴木が定着し、一塁手は定まっていないものの、松山竜平やサビエル・バティスタ、安部友裕らが起用されるケースが多い。

しかし、ここ一番という場面での「代打・新井」は相手チームにとって脅威だ。とくにマツダスタジアムでは、新井の名前がコールされるだけでスタンド中から大歓声が巻き起こる。相手投手にとっては、これが大きなプレッシャーとなっているはずだ。

打席数が少ない中でも4本塁打を放っており(9月4日現在)、ファンからは「まだまだ引退するような選手じゃない」「現役感がすごい」「あと5年はやれる」といった声が後を絶たない状況だ。

広島は球団初のリーグ3連覇を成し遂げ、悲願の日本一に輝いて新井の引退に華を添えることができるだろうか。広島は現在リーグ1位で、優勝マジック「12」が点灯中だ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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