中身よりもおまけ目当て? 今でも雑誌を買う人の「理由」とは
まったく雑誌を買わないわけではないものの…
昔から慣れ親しんでいた雑誌が次々に休刊し、悲しい思いをしている人も多いだろう。それだけ出版不況は、広がっていることがわかる。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「雑誌について」の調査を実施。
「過去1年の間に雑誌を購入したことがある」と答えた人は、全体で42.0%と半数に迫る割合に。定期購読に繋がらないのが、問題なのかも。
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■子供の頃からジャンプを買う男性
性年代別では、30代から50代の男性が比較的高い割合になっている。
昔から雑誌を買う習慣のある人が、継続しているパターンが多い。
「昔から、『週刊文春』を買う習慣がある。今のスキャンダルメインなところはあんまり好きではないけど、他の記事や連載はおもしろいので」(50代・男性)
「子供の頃から、ずっと『週刊少年ジャンプ』を買い続けている。連載しているものを読んでいると、やっぱり続きが気になってしまうから。
昔、付き合っていた彼女に『いい年して、まだそんなの買ってるの?』と言われ、ケンカになったのも懐かしい」(40代・男性)
■付録を目当てに買っていた女性も…
付録を目当てに、ファッション誌を買う女性も多い。
「ファッション誌を買う理由って、付録が魅力的かどうかしかないと思う。ファッションの情報ならネットでいいから。だから、同じ雑誌を毎月買う習慣はない」(20代・女性)
ただ、最近は同じような付録が多いため、買ってないという人もいる。
「付録目的でいろんな雑誌を買ったことがあるけれど、トートバッグとか似たようなものばかり。
家に同じようなアイテムがそろい、あまり使う機会がないものも多いので、最近はファッション誌を買わないようにしている」(30代・女性)
■雑誌は贅沢品なのか
年収300万円未満では4割を切るのに対して、700万円以上は6割と高い割合になっている。
雑誌がなくても、日常生活で困ることはない。収入が少ない人は、節約のために買うのを控えるのかも。
「スマホやパソコンは持ってるから、ネットで見ちゃうな。無料だし。昔よりも節約しながら、娯楽を楽しめる時代だと思う」(30代・男性)
ネットと雑誌の連動など、ネット以外の付加価値を取り入れていく必要がありそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)