行きたくないと思いながら出勤する人々 「会社爆発しろ」と心の中で…
一度、立ち止まって転職など新たな道を考えたほうがいいのかも。
人生の多くを費やす仕事。楽しんで仕事しているならいいが、嫌々ながらも生活のために働いている人も多いだろう。しらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女748名を対象に調査を実施。
「毎日、行きたくないなと思いながら、会社に行っている」と答えた人は、全体で35.7%と約3人に1人もいることが判明したのだ。
■仕事内容や人間関係で
50代までは、圧倒的に女性のほうが高い割合になっている。仕事に追われている女性は、毎日の出勤が苦痛だという。
「部署で一番の下っ端だから、いろんな作業を押し付けられて仕事が上手く回っていない。断れる雰囲気ではないし、タスクはどんどん増えるばかり。出勤したら終わることのない仕事をひたすら片付けると考えると、気が重くなる」(20代・女性)
人間関係で、嫌気が指している人も。
「会社に嫌味ったらしい先輩がいて、その人に会うのが嫌。電車を待ちながら『今日もいろいろと言われるんだな』と考えると、ため息が出てくる」(20代・女性)
■喜んで仕事に行く人たちとは
会社に出社したくない人からは、「会社に行きたい」気持ちが理解できないようだ。
「そもそも喜んで、会社に行っている人なんているの?」(20代・男性)
そんな疑問に対し、「家より会社」と答える人がいる。
「私は根っからの仕事人間なので、会社にいるときのほうが落ち着くくらい。任せてもらえることも増えたから、今が一番やりがいを感じている時期だと思う」(40代・男性)
会社にいるだけで給料をもらえる待遇は、自営業や自由業にはない。
「うちはチームワークがいいほうだと思うし、精神的に負担になるような仕事量はない。とりあえず出勤していれば一定の給料はもらえるんだから、恵まれた環境で働く会社員ほど楽なものはないと思っている」(30代・男性)
■会社が爆発するのを想像して
あまりにも嫌すぎて、精神的に追い込まれている人もいる。
「頭の中で、会社が爆発するところを想像するほど行きたくない。駅から歩いて会社が見えてくると、心拍数がどんどん上がるのが自分でわかる。深呼吸して気持ちを落ち着かせるけど、やっぱりつらい」(30代・女性)
追い込まれすぎて、本当に会社に行かなかった人も。
「一度本気で嫌になり、会社に行かずに繁華街をウロウロしたことがある。電話が何度かかかったけど、出ずに放置していた。たださすがにこのままだとやばいと思い、こちらから電話。
『体調が悪くて連絡もできなかった』と伝え、そのときはなんとか乗り切った。ただそこまで嫌だとわかったので、しばらくしてから退職。今は、別の仕事をしている」(30代・男性)
精神の健康を脅かすほどに嫌ならば、一度、立ち止まって転職など新たな道を考えたほうがいいのかも。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代有職者の男女748名(有効回答数)