その書き込み、本当に「真実」? 間違った情報を拡散する人の特徴は…

問題視されるネット上のデマ拡散。やったことがある人はどれくらい?

(Ingram Publishing/iStock/Thinkstock)

作家のはあちゅう氏とセクシー男優のしみけんが、Twitter上の匿名アカウントによる「しみけんと浮気をしている」との書き込みについて「事実無根」であると主張。

名誉毀損などを主張し、提訴する方針だと明かしたことは、しらべぇでも既報の通りだ。


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■間違った情報を拡散したことがある人はどれくらい?

「ネット上の間違った情報の拡散」は度々発生。今年発生した大阪府北部地震の際にも「シマウマが逃げた」と被災者を混乱させるようなデマが広がった。

間違った情報を意図的に流す人間は論題だが、嘘を嘘と見抜けず拡散する一般ネットユーザーも問題視されている。

しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,357名に「ネットの間違った情報」について調査したところ、「拡散したことがある」と答えた人は10.8%。

多くの人は誤情報を拡散したことがないが、約1割はその経験を持つのだ。

関連記事:はあちゅう氏、しみけんがデマ拡散に提訴準備 SNSの誹謗中傷について弁護士の見解は

■拡散する人にはどんな特徴が?

間違った情報を拡散しやす人はどんな人なのか。興味深いデータがこちら。

巨大掲示板「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)」に書き込んだ経験を持つ人の32.3%が「デマを拡散したことがある」と回答しているのだ。

5ちゃんねるは誤情報と真実が入り乱れた掲示板で、デマも多い。「嘘を嘘と見抜けない人は利用するべきでない」と言われている。

しかし、書き込みをしている人は、デマを拡散しやすい様子。誤情報が本当のように書かれていることも多く、信憑性の薄い情報を信じやすくなってしまうのかもしれない。


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■ネットユーザーの意見は?

5ちゃんねるも度々利用するというBさんに聞いてみた。

「昔は芸能人の死亡説や身近な商業施設の誹謗中傷など、ありとあらゆるデマを流す愉快犯が多かったように思います。


最近は法整備が追いついてきて、ネットの誹謗中傷によって逮捕されることも多い。そのため悪質なデマは減ってきていますが、それでもまだ流す人間がいる。


仮にそれが間違った情報で、誹謗中傷や人々を惑わせるような悪質なものならば、発信者は責任をとるべき。個人を特定し、損害賠償を請求するような世の中になってほしいと思います」


拡散する前にその情報が「本当」なのかどうか、しっかり確認する必要があるだろう、。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年7月13日~2018年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)

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