警部補が書類を隠して事件が時効に 「子供みたいな理由」と呆れ声相次ぐ
警部補の男性は、書類送検されたとのことだ。
2018/08/09 19:30
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ということわざもある。捜査書類を自宅に隠すなどしたとして、愛知県警は9日、男性警部補(57)を戒告の懲戒処分とし、虚偽有印公文書作成・同行使と公文書毀棄容疑で書類送検。
インターネット上では、男性の犯行に「子供みたいな理由」との声があがっている。
■警部補が書類を隠した事件は時効に
報道によると、書類送検された高速道路交通警察隊の警部補は、東海署交通課の係長だった2013年9月下旬、同年5月にあった飲酒検知拒否事件の捜査管理簿に、虚偽の内容を記載。実際には書類送検していないにもかかわらず、送検したようにした。
そして決裁を受け、同年10月上旬、事件の捜査書類を自宅に持ち帰った疑いだ。事件は16年に時効となっている。
警部補の男性は、「飲酒検知拒否事件を処理した経験がなかった。未送検の発覚を免れるため、書類を持ち帰った」と供述。容疑を認め、書類送検と同日に辞職したようだ。
■「警察にも落ち度」と厳しい声
今回の報道を受け、「Yahoo! ニュース」では、「警察にも問題がある」とコメントが寄せられている。虚偽の記載がされた捜査書類が決裁を通ることに、疑問を感じたようだった。
「5年も気づかなかった警察にも問題があるだろ」
「そもそも警察の体質に問題があると思う」
「物事の重大さをきちんと受け止めてほしいですね。責任者に厳しい処罰を課すべき」
「こういうのを1人に押し付ける体質のほうが問題」