硬派なのに「クセが強い」怪演に中毒性あり 『ラストチャンス』第3話振り返り
50代のイケメン俳優がメインキャストというレア感も魅力的
仲村トオル(52)が主演を務めるドラマ、ドラマ『ラストチャンス 再生請負人』(テレビ東京系)の第3話が31日に放送された。
大人がハマる経済エンターテインメント作品の、「いきなりどん底すぎる」怒涛の展開と、渋い演技派俳優たちの怪演に注目が集まっている。
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■含み損100億円以上って過酷すぎ
元銀行マンでもある作家・江上剛(64)の同名小説をもとにした本作は、第1線で活躍していた銀行員の樫村徹夫(仲村)が、銀行の吸収合併を期に異業界に転職。業績不振の飲食フランチャイズ企業を再建するために奮闘する社会派ドラマだ。
銀行を辞め休職中の樫村は、ファンド社長・山本知也(大谷亮平)から飲食フランチャイズ会社『デリシャス・フード』にの再建を依頼され、CFO(最高財務責任者)に就任。
しかし、『デリシャス・フード』はフランチャイズ権をオーナーに売る一方で、将来買い戻すという「裏契約」を交わし、資金繰りをしていたことが発覚。「含み損」100億円以上に上ると知った樫村はいきなり苦境に立たされる。
■とうとう社長になってしまった樫村
第3話で樫村は、冒頭から100億超えの負債の存在を知り、驚愕。さらに契約内容を洗い出したところ、約130億円の返還金必要金があることがわかる。
報告を受けた山本は、「株価が下がるのは困る」と憤り樫村に詰め寄る。さらに『デリシャス・フード』社長の大友(本田博太郎)は、「聞いていない」と動揺し、社長を辞任すると言い出す始末。
そんな中、開かれた緊急取締役会で山本は前触れもなく、樫村に社長就任を依頼。樫村は、妻や子供に相談した末に社長に就任し、追い詰められた状態で会社再建のために動き出す。