接客の仕事経験は多くの人があり 一方で人見知りな性格の人は…
いらっしゃいませ! クレームは店長へ!
プレミアムフライデーやシャイニングマンデーなど、働き方についての話題が多くなっている。しかし、人々が休むときにこそ、忙しくなるのが接客の仕事だ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,498名に「仕事について」の調査を実施。
「接客の仕事をしたことがない」と答えた人は、全体で25.8%であった。多くの人たちは、人生の中でなんらかの接客をしているのだ。
■学生時代のバイトで経験
性年代別では、すべての年代で女性より男性の割合が高くなっている。
女性は学生時代のアルバイトで、接客の仕事を選ぶ人が多いようだ。
「バイトするってなると、飲食くらいしか思いつかなかった。求人情報誌の募集も、ほとんど接客ばかりだし」(40代・女性)
バイトは仕事以外にも、大きなものを得られる。
「高校時代にファミレス、大学のときには居酒屋でバイトしていた。お客さんと接するのは楽しかったし、同年代の子がたくさん働いていたので友達ができたのもいい思い出」(20代・男性)
■人前に出るのが嫌なので
人前に出るのが苦手な男性は、肉体労働などのバイトを選んでいたという。
「人と接するのが苦手なので、絶対に接客の仕事だけはしたくないと思っていた。学生時代のバイトも、工場や倉庫内作業など表に出ないものを必死で探していた記憶がある。
まだ若く体力もあったので、引越しとかの肉体労働もよくやってた」(40代・男性)
■接客はクレーム対応のイメージがあるが…
接客の仕事でイメージするのは、クレームの対応だろう。ただクレームがあるのは、接客に限らない。
「ほとんどのお客さんは、すごく優しい。ただたまに、とんでもないクレーマーが混じっている。なにを言ってもただ怒鳴り散らすだけだから、後は店長とかに任していた。
今は接客の仕事はしていないけど、クレームの対応が発生すると当時を思い出す。いつも面倒なこと押し付けてたけど、店長は大変だっただろうなとか考える」(30代・女性)
接客も働くところにより、クレームの質や量も変わるものだ。
「大学のときのバイトで理不尽なクレームばかり受けて、二度と接客の仕事はしないと思っていた。そこから就職して事務職をしていたけど、上司や取引先から理不尽なことばかり言われて…。
そんな状況が嫌で退職し、今はまた接客の仕事に就いた。ここは人間関係が良好で、客層もいい。働きにくいのは職業のせいでなく、会社環境によるものなんだと実感した」(20代・女性)
学生時代に接客のバイトをしたことで、対応力を身に着けた人もいるだろう。一度は、体験しておくのもいいのかも。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,498名(有効回答数)