転職に必須 人間関係ができあがっているところですぐに馴染む能力
仕事などのするべきことに力を入れたほうがいいのかも。
たとえ人見知りでなくても、すでにできあがった人間関係に入っていくのは難しいことである。しかし、人生にはそのような場面が度々訪れるのがつらいところ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名を対象に調査を実施。「すでに人間関係ができているところでも、すぐに打ち解けられるほうだ」と答えた人は、全体で21.3％だった。残りの約8割は、やはり苦戦しているようだ。
■試されるコミュニケーション能力
性年代別では、男女共に50代以上が少し多くなっている。
それでも高い割合とは言えず、老若男女が既存のコミュニティに入るのに苦労しているようだ。
「なによりも、コミュ力が試される瞬間だと思う。バイトの募集で『オープニングスタッフ』が人気なのは、できあがった関係がないからだろうし…」（20代・男性）
■社会人には重要なスキル
できあがった人間関係に入るスキルは、社会人にとって重要なスキルだという。
「できることなら避けたいシチュエーションだけど、むしろみんなが『はじめまして』の集まりのほうが少ない。社会人であれば、嫌でも求められるスキルだと思う」（30代・男性）
人見知りにとって、つらい状況なのは言うまでもない。
「自分より後に入ってきたバイトの子が、1日にして馴染んでいるのを見るとヘコんでくる。自分なんて、半年経ってようやく少し話せるようになったのに…。
あまりに慣れるまでにかかる期間が長いせいで、仲良くなった頃には辞める人がいるのも悲しい」（20代・女性）
■転職は人間関係も一からのスタート
転職は新しい仕事と共に、人間関係も一からのスタートである。
「転職するとき怖いのが、仕事内容よりも人間関係。完全にできあがったところに一人で挑むのだから、アウェイな感じがすごい。最初は仕事をがんばって、認めてもらうしかない」（30代・男性）
自分の転職経験から、中途採用の人には積極的に話しかけている人も。
「私は本来、人見知りだけど、会社に新しく入った人には自分から話しかけるようにしている。初めてのところで輪から外れていると、孤独感が半端ないだろうから。自分も転職経験が何度かあるから、他人事とは思えないのだと思う」（30代・女性）
最初はあまり周囲を気にせずに、仕事などのするべきことに力を入れたほうがいいのかも。
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（文／しらべぇ編集部・ニャック）
対象：全国20代～60代の男女1,477名（有効回答数）
