立川志らく、「美談のようにする必要ない」と西日本豪雨災害の報道批判 ネットは大絶賛

松本人志の「クーラーの効いたスタジオで俺が何を言っても無力」との言葉も共感者多数。

■志らく、被災報道の災害ゴミ名称も批判

被災報道に関して、「ゴミが出た」との言葉選びに対して志らくが批判。

志らく:「ゴミが出た」とレポーターでも言う。でもあれはゴミじゃない。思い出のあった家具だとか、家の柱だとかなのに、一緒くたに「災害ゴミ」と。そういうところは気を使ったほうがいい。


この「災害ゴミは被災者にとってゴミではない」発言が、世間の共感を呼んだ。


関連記事:「ディズニーに急に冷めた」と語る男性 リアルな本音に共感と提言

■感動ポルノのように扱う被災者報道

続いて、美談のように被災者の悲痛の叫びを発信する報道についても批判。

志らく:新聞なんかでも、誰々のお母さんが行方不明だが生きてるに違いないとドラマを出す。そんなドラマを出してどうするの。行方不明のかたも、亡くなったかたも、全員人生にドラマがあり物語がある。でもそんなことメディアが発信する必要はない。聞いても、こちらは心が苦しくなるだけ。


避難所までいって、マスコミが山のようになって被災者にインタビューをする。そっとしておいてあげなさいよ、と。今、マスコミができることは遠くから見守ること。


こちらの志らくの批判もネットでは大絶賛。感動ポルノに対する人々の鬱憤はかなり大きいのかもしれない。


関連記事:ヒカキン、西日本豪雨に100万円募金 「偽善者批判」に負けない姿に称賛相次ぐ

■感動ポルノといえば『24時間テレビ』の季節

しらべぇ調査の結果では、20代から60代の24時間テレビを見たことがある人のうち、好きではないのは全体のほぼ7割。

被災者や被害者に対するマスコミの報道批判と、24時間テレビの感動ポルノ傾向への嫌悪感をもつ層が過半数以上であることに相関関係を感じる。

身近に不幸がゴロゴロと転がる時代であり、テレビ視聴者の大半は不幸の過剰摂取状態なのだろう。しかし、マスコミは上流社会に生きる人々であるがゆえに、今も不幸を珍しいものだと勘違いしているのかも。

そうした価値観の齟齬が、こうした感動ポルノ批判に繋がる報道姿勢への違和感の正体なのでは。

・合わせて読みたい→『イッテQ』出川ガール・堀田茜に批判殺到 「出川との体操に嫌悪感」のワケ

(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の『24時間テレビ』を見たことがある人985名(有効回答数)

【Amazonセール情報】ココからチェック!