ディープインパクトにキタサンブラック… あの名馬たちを生で見るなら北海道へ
社台スタリオンステーションには日本競馬を代表する種牡馬たちが繋養され、一般見学も可能だ。
■香港を制したJRA年度代表馬
香港G1に2回勝利し、2015年のJRA年度代表馬にも輝いたモーリス。昨年から、社台スタリオンステーションで種牡馬として繋養されている。
1歳のセリではわずか150万円、2歳時のトレーニングセールでも1,050万円で落札された馬が、世界で活躍して10億円以上の賞金を獲得すると想像する人は少なかったかもしれない。
宝塚記念や有馬記念を勝ったグラスワンダーの孫にあたり、貴重な血脈を次代につなぐことになる。10日に行われた当歳馬のセレクトセールでは、初年度産駒が1億7000万円で落札されるほどの期待ぶりだ。
■あの北島三郎の「賞金王」
キタサンブラックという名前は、おそらく競馬ファン以外でも知らない人は少ないだろう。国民的演歌歌手の北島三郎が実質的なオーナーを務めていたことから「キタサン」。
オーナーの知名度だけでなく、JRAの獲得賞金1位を16年ぶりに塗り替えたのがこの馬だ。
昨年の有馬記念に優勝して引退したため、まだ種牡馬入りしたばかり。大柄な馬体は現役当時のままの迫力。今後、産駒の活躍が期待される。