ときには苦味が必要? 「甘いだけの人生はつまらない」の考えに反論も

たまの苦味でも、いいものと悪いものがあるのかも…。

2018/07/04 06:00

アイスコーヒー

できるならば、毎日が楽しい人生を送りたいものだ。しかし、ずっと楽しいだけではいけないと考える人もいるから、不思議な話である。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。

「甘いだけの人生はつまらないと思う」と答えた人は、全体で40.3%。多くの人は、ときには苦味も必要だと考えているのだ。


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■若い女性は自分に厳しいのか

性年代別でみると、20代から40代で男女差が大きいのが印象的だ。

甘いだけの人生性年代別グラフ

若い女性は、自分に厳しいのだろうか。

「すぐに会社を辞めてしまう人は、『そんな短期間ではなにもわからないのに、もったいないな』って思う。私も会社で嫌なこともたくさんあったけど、辞めなかったから今がある。続けていれば、いいことがあるかもしれないのに」(30代・女性)


甘いだけでは、人が育たないとの意見も。

「なんの逆境もない環境は、成長をする機会を失うのでは?」(40代・女性)

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■根性論でやりがいを刺激するな

ブラック企業が問題になり、根性論で人を動かす行為を批判する人も多い。

「自分が好きなことをしての失敗なら納得はいくけど、根性論みたいな話でやりがいを刺激するのは違う。しなくてもいい苦労を、わざわざする必要はない」(30代・男性)


上司の機嫌で左右されることが、人生にプラスになるのか疑問に思う声も。

「上司にグダグダ文句を言われることで、自分が成長するとは思えない。それならむしろ褒めてくれたほうが、伸びそうな気もする」(20代・男性)


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■ただ嫌なことを我慢するだけの人生は…

ニートとリア充を比べると、はっきりとした差が見られた。

甘いだけの人生傾向別グラフ

ニートの人たちは、できるだけ甘いことだけをしていきたいと思っている。一方でリア充の人たちは、ときには苦労もしたほうがいいと考えているのだ。

会社の人間関係に悩み、ストレスで退職をした男性は次のように語る。

「『ここでしか働けない』と思い込み、なかなか辞められなかった。そして会社を辞めた後は、引きこもりのような状態に。そこからなんとか立ち直り、今は別の仕事をしている。


今の仕事は、前とは比べ物にならないくらい楽しい。前は苦労も必要だと思っていたけど、現在は『残りの人生、ただ嫌なことを我慢するだけで終わりたくない』と考えている」(30代・男性)


できるだけ無駄なストレスは、溜め込まずにいたいものである。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年2月9日~2018年2月13日
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)

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