ときには苦味が必要? 「甘いだけの人生はつまらない」の考えに反論も
たまの苦味でも、いいものと悪いものがあるのかも…。
できるならば、毎日が楽しい人生を送りたいものだ。しかし、ずっと楽しいだけではいけないと考える人もいるから、不思議な話である。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。
「甘いだけの人生はつまらないと思う」と答えた人は、全体で40.3%。多くの人は、ときには苦味も必要だと考えているのだ。
画像をもっと見る
■若い女性は自分に厳しいのか
性年代別でみると、20代から40代で男女差が大きいのが印象的だ。
若い女性は、自分に厳しいのだろうか。
「すぐに会社を辞めてしまう人は、『そんな短期間ではなにもわからないのに、もったいないな』って思う。私も会社で嫌なこともたくさんあったけど、辞めなかったから今がある。続けていれば、いいことがあるかもしれないのに」(30代・女性)
甘いだけでは、人が育たないとの意見も。
「なんの逆境もない環境は、成長をする機会を失うのでは?」(40代・女性)
■根性論でやりがいを刺激するな
ブラック企業が問題になり、根性論で人を動かす行為を批判する人も多い。
「自分が好きなことをしての失敗なら納得はいくけど、根性論みたいな話でやりがいを刺激するのは違う。しなくてもいい苦労を、わざわざする必要はない」(30代・男性)
上司の機嫌で左右されることが、人生にプラスになるのか疑問に思う声も。
「上司にグダグダ文句を言われることで、自分が成長するとは思えない。それならむしろ褒めてくれたほうが、伸びそうな気もする」(20代・男性)
■ただ嫌なことを我慢するだけの人生は…
ニートとリア充を比べると、はっきりとした差が見られた。
ニートの人たちは、できるだけ甘いことだけをしていきたいと思っている。一方でリア充の人たちは、ときには苦労もしたほうがいいと考えているのだ。
会社の人間関係に悩み、ストレスで退職をした男性は次のように語る。
「『ここでしか働けない』と思い込み、なかなか辞められなかった。そして会社を辞めた後は、引きこもりのような状態に。そこからなんとか立ち直り、今は別の仕事をしている。
今の仕事は、前とは比べ物にならないくらい楽しい。前は苦労も必要だと思っていたけど、現在は『残りの人生、ただ嫌なことを我慢するだけで終わりたくない』と考えている」(30代・男性)
できるだけ無駄なストレスは、溜め込まずにいたいものである。
・合わせて読みたい→『あさイチ』菜箸の発音に視聴者から生クレーム スタジオの空気が凍りつく事態に
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)