禁煙店だけど「知らないフリ」して喫煙 喫煙者も呆れる実態とは
受動喫煙対策に揺れる中、喫煙者にとっても迷惑なマナー違反の喫煙者たち。
2018/07/02 07:00
■アル中喫煙者の半数は我慢できない?
また、「自分はアル中だと思う」と答えた人は、そうでない人に比べて5倍以上の該当率に。
依存体質ゆえ、「今すぐに吸いたい!」と我慢できなくなるのだろうか。あるいは、アルコールの影響で理性的な判断ができなくなっている可能性も。
■元喫煙者に聞いた「禁煙店なのに吸う理由」
取材班は、元喫煙者で「禁煙店と知りながら、タバコを吸おうとした経験がある」と語る男性(40代・無職)に話を聞いた。
「ヘビースモーカーだった5年前、激務に追われていたこともあり、『口が寂しい』とか『仕事の息抜き』にとか、色んな理由でタバコを吸っていました。
仕事中はタバコ休憩に行けるので大丈夫ですが、禁煙の店での食事中は最低2時間は吸えない。でもお酒を飲むと吸いたくなるから30分でも我慢できなくなるんですよ。
だから、一回目は気づかないフリして一瞬で火をつけて大きく吸い込んでニコチン補給。お店の人に注意されたら『あー、ごめんミスった!』って知らなかった体で素直に謝る。
で、二回目以降はフリしてトイレに行ってこそっと…手洗い場のところで鍵をしめるから誰も入って来れないし、バレることもない。外で吸えばいいって言う人もいるかもしれないけど、夏は暑いし冬は寒いじゃないですか(笑)」
ここまでマナー違反に無頓着な人はそうそういないだろうが、喫煙者と非喫煙者が共存していくためには、禁煙・分煙などのすみ分けだけでなく、ルールを破った際の速やかな罰則も大切になってくるのではないか。
そうしないと、ルールを守っている喫煙者が不憫で、一番損をすることになる。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の喫煙者の男女317名(有効回答数)