禁煙店だけど「知らないフリ」して喫煙 喫煙者も呆れる実態とは
受動喫煙対策に揺れる中、喫煙者にとっても迷惑なマナー違反の喫煙者たち。
2018/07/02 07:00
当サイトでも既報のとおり、東京都議会において受動喫煙防止条例案が可決された。これにより、都内の84%の飲食店が規制対象となり、非喫煙者にとっては快適に食事を楽しむことができるようになる。
だが、まだ安心はできない。世の中には「禁煙店で、禁煙だと知りながら、気づかないフリをしてタバコを吸う」厄介な人もいるようなのだ。
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■喫煙者の13%に「禁煙店と知りながら喫煙を試みた経験」
しらべぇ編集部が全国の20~60代の喫煙者の男女317名に調査を行なったところ、「禁煙店なのに気づかないふりしてタバコを吸おうとしたことがある」と答えた人は全体の13.2%。男性は14.4%、女性は11.0%だった。
■20代喫煙者の該当率跳ね上がる
年代別に見ていくと、20代では35%が該当。他年代と比較して、圧倒的に高い数値になっている。
以前、当サイトでは「副流煙で他の人に健康被害を与えること」についての意識調査を行なった。その結果、喫煙者全体で25.2%が「どうでもいい」と答えたのに対し、20代では45.7%が該当するという結果になった。
この記事では、
「喫煙者が今よりずっと多かった昔と比べ、現在はタバコの害への認知が進み、規制も厳しくなっている。そんな状況下で新たに吸い始めた若者たちは、もしかすると他の世代より『自己中心的』な人が多い傾向にあるのかもしれない」
と推測したのだが、禁煙店とわかっているにも関わらず吸う人が多いことを加味すると、「20代喫煙者=自分勝手説」も、なんだか信憑性を帯びてきてしまいそうだ。