自分のことを「いい人」と思う人たち 若い世代ほど少ない理由
「あなたはいい人ですか?」の問いに、どう答えるのか。
自分の性格を客観的に見るのは、なかなか難しいもの。そんな中で、自分を高く評価する人は、どれほどいるのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名を対象に調査を実施。「自分はいい人だと思う」と答えた人は、全体で45.4%と半数に迫る高い割合に。自己評価の高い人が多いのは、喜ばしいことである。
■自分は性格が悪いと思う若い世代
性年代別では、男女共に年代が上がるほど割合が高くなっている。
若い人たちは、「自分は性格が悪い」と思っている人が多いようだ。
「外では笑顔でいるけど、心の中では悪口ばっかり言っている。文句ばかり浮かぶ性格も嫌だけど、表向きにはいい子をしているところがムカつくポイント。客観的に自分を見たら、絶対に友達にはなりたくないタイプだと思っている」(20代・女性)
■年を重ねると自分がいい人に思えてくる
年齢を重ねて性格が変わり、いい人と思えるようになったわけではない。性格があまりいいとはいえない他者と比べて、自分はましだと思っている人が多いのだ。
「別にできた人間ではないと思うけど、他人を貶めようとしたり手柄を横取りしたりはしない。一般の人並みには配慮ができていると思うから、いても害はないほうだと思う」(40代・女性)
「会社に常に他人を見下して、恫喝ばかりしている人がいる。そんな人と比べたら私は聖人に見えるようで、おかげで後輩からの信頼が厚い。その人と比べると、話しやすいそう」(30代・女性)
■ありのままの自分を受け入れる
若い世代では、まだまだ自己評価の低い人が多い。
「年を取ると周囲の目もあまり気にしなくなり、『自分はこのままでいいや』って開き直るときが訪れる。基準がいい意味で下がるから、若い頃よりも今のほうが生きやすい」(40代・男性)
自己評価が高まれば、周囲に流されることも少なくなるだろう。
「いい人の基準は、人それぞれ。だから、自分が思ういい人の基準に合わせていけば、自信もつくと思う。自分に自信を持たないと、周囲の評価に流されるだけ。そんなことでメンタルを病むのは、もったいないから」(30代・女性)
少しでも自分を肯定できれば、自分の思う「いい人」に近づくのかも。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,477名(有効回答数)