部下をうつ病で退職に追いやった上司が超出世 「パワハラMe Too」期待する声も
これが日本の企業の実情なのか。
2018/06/17 16:30
■パワハラ野郎が出世するのは当然?
このエントリーに対し、他のネットユーザーからはさまざな反応が。まず目のつくのが、そんな日本社会を憂う声だ。
・優秀で良識ある人は、仮に上に行っても何かの拍子で「ちゃんと責任を取っちゃう」ので次第に消えていく。残るのは上に行くほど無神経な卑怯者ばかりという構図で、マネジメントの劣化甚だしくなるのだ
・日本は上役にはスリスリ、それ以外は強弁とレッテル貼りで上までいける。国力が落ちるのも当然
一方、パワハラ上司が出世するのは自然なこととする声も。
・自分の利益のためならためらいなく他人を犠牲にできるやつが出世できないわけがないだろ。昔っから言ってるけど「モラルがない」って物凄い長所だからな
・自分がいた前の職場の上司も部下となった人間を片っ端からメンヘル退職に追い込んでいた人間だが、最近は常務まで昇進したらしい。たくさんの屍を踏み台にして…
たしかに、人の心の痛みを感じないのは、見方によっては「組織の人間」にとって大きな長所。出世争いする人間を蹴落とし、優秀な部下の手柄を奪い、ピンチになるとパワハラでメンタルを破壊する…少なくない会社で見られる光景だろう。
■「パワハラMe Too」に期待も
そんな中、「パワハラMe Too」の普及に期待する声も。
・被害者たっぷりいそうだし名前出してもバレんやろ。セクハラmetooが認められてパワハラmetooが認められないわけがない。パワハラmetooムーブメント作ってクソどもを引きずり降ろそう
・いくつかある、転職者向けに元社員が内情をコメントする会員制サイトに、もちょっとマイルドにして投稿ぐらいでいいんじゃない。そういう会社、これからどんどん東芝みたいな運命になるし、助かる転職者もでるしね
昨今、セクハラをめぐる女性たちの告発が、ハッシュタグ「#Me Too」とともに世界的なムーブメントになっているが、男性が男性へのパワハラを訴える…などの光景はあまり見られていない。
そう考えると、「パワハラMe Too」が起きれば面白いことになりそうだ。
■過半数が「ダメな上司に苦労」
しらべぇ編集部では以前、全国の20~60代の男女1,332名を対象に「ダメな上司に苦労したことがある」という人の割合を調査。その結果、全体では54.4%と半数以上が「ダメな上司に苦労したことがある」と回答していた。
日本社会が経済的にも再び発展していくには、会社単位での成熟も大切。思いやりのある人間が報われるような社会に変わることを願いたい。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)