サッカーW杯、日本が属するグループHは「3強1弱」? 対戦国は強豪ぞろい
FIFAワールドカップ・ロシア大会が6月14日にとうとう開幕した。日本がグループリーグで対戦するチームについて解説する。
2018/06/15 11:00
■ポーランドのキーマンはレバンドフスキ
28日23時に迎える第3戦で相対するのはポーランドだ。激戦の欧州予選を、10試合28得点という驚異の得点力で勝ち上がったチームで、W杯での過去最高成績は3位。本戦出場は3大会ぶりとなる。
ポーランドと言えば、何と言ってもFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン/ドイツ)だろう。ドイツ・ブンデスリーガで長年スター選手として活躍する、世界屈指のストライカーだ。
ポーランド代表の歴代最多得点記録を所持している選手で、得点パターンも多彩。どこからでも点が取れる能力に長けており、ヘディング、ボレー、ミドルなど、どれを取っても一級品だ。
だが逆に言えば、彼1人だけが飛び抜けているチームとも言える。どうにかして彼を止めることさえできれば、勝負になる可能性はある。
■勝利条件は?
グループリーグは4カ国の代表チームによる総当たり戦で、3試合を戦った結果の「勝ち点」が高い順に2チームが決勝トーナメントへ進出できる。勝ち点は、勝利なら3が加算され、引き分けなら1、負ければ0だ。
3勝すれば勝ち点は9となり、3敗なら勝ち点は0で終わることになる。同勝ち点で2チームが並んだ場合は、当該チームの得失点差で、それも同数の場合は総得点によって順位を決定する。
それでも順位が決まらない場合は、当該チーム間の直接対決の結果で決める。これも引き分けだった場合はくじ引きとなる。
仮に2勝1分けで終えた場合、勝ち点は7となって文句なしに勝ち抜けとなる。理論上、2勝1分け以上が3チーム以上並ぶことはあり得ないからだ。
逆に、勝ち抜けに最低でも必要な勝ち点は4(1勝1分け1敗)となる。全試合が引き分けだった場合は勝ち点3で4チームが並ぶことになるが、そういうケースはまずないと考えていい。
つまり、最低でも1試合は勝たなければならないということになる。