新幹線殺傷事件に居合わせた芸人・桂ぽんぽ娘 ツイッターで「恐怖と悔しさ」を吐露

新幹線殺傷事件に居合わせた、桂ぽんぽ娘が『ちちんぷいぷい』に出演した。

2018/06/11 18:00

新幹線ホーム

9日夜に、新幹線の車内で起こった、22歳の男による殺傷事件。事件が起こったのと同じ新幹線に乗っていたという、落語家の桂ぽんぽ娘が、情報番組『ちちんぷいぷい』(毎日放送)に出演し、事件について語った。


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■「密室が怖い」

新幹線には、新横浜から乗車したというぽんぽ娘。すると、乗車10分もしないうちに、隣の車両のほうから「ギャー」と悲鳴が聞こえてきたという。

「何だろう?」と思った、次の瞬間。ぽんぽ娘の車両に「ワー!」と人が流れ込んできたそうだ。何が起こっているのか、状況を判断できないままだが、「私も逃げなきゃ」と立ち上がったぽんぽ娘。そして、通路に血がべったりと付着しているのを目にしたという。

「密室が怖い」と、事件から2日経った今でも、そのおぞましい光景が頭に焼き付いて離れないというふうだった。

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■「唯一できる恩返し」

事件が起こったとき、ぽんぽ娘は、新幹線の車内の状況をツイッターに投稿し続けた。その真意として、ぽんぽ娘は…

「良いか悪いかは別にして、ツイッターに投稿していました。何もできなかった自分の無力さが情けなかったので。せめて私にできることは、なるべく自分の感情を入れずに事実あったことを喋っていくことが、唯一の被害にあって亡くなられた方の無念を晴らすために(できることだと思った)」


と、手を震わせ、涙声で話した。一緒の新幹線に乗り合わせたにもかかわらず、「何もできなかった」と悔しさをにじませる。事件について、事実を話すことが「被害者の方に唯一できる恩返し」と思うことで、自分の心の傷が少しだけ癒えるとも話した。

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■「勇気がすごいと思う」

心の傷を抱えながらも、今回の事件の話をする、ぽんぽ娘に対し、ネットでは「勇気がすごい」と称賛の声があがっている。また、ぽんぽ娘を批判する声も一部ではあることに対し、「正気を保つためにツイッターを使った気持ちはわかる」と怒りの声も。

https://twitter.com/ai_QN_haru/status/1006046429821878272


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■新幹線は安全というイメージ?

しらべぇ編集部では、

「飛行機・新幹線・在来線・高速バス・自家用車」


のなかで、「最も安全と思う交通手段」について、全国20~60代の男女1,342名を対象に調査を実施。結果、「新幹線」が「最も安全な交通手段」だと考えている人が多いことがわかった。

「最も安全な交通手段」と多くの人が考えている新幹線で起こった今回の事件。「何もできなかった」と自分を責める、ぽんぽ娘だが、このような事件では「何もできない」のが普通で、自分を責める必要はないのではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年11月17日~2017年11月20日
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)

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