悪いことだけじゃない? 5月病で会社を辞めた人の逆転エピソードが痛快
6月に入り、5月病になったそのまま辞めた人が?
6月に入って、そろそろ「5月病が治った」人も多いだろう。祝日がない月だけに、身体が仕事モードに慣れてくるからだろうか。
一方で、5月病が治りきらず、そのまま辞めてしまった…という人も。
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■5月病で辞めたことがある?
しらべぇ編集部では全国の20代~60代の会社員経験者570名に、5月病についての調査を実施。
結果、「5月病になってそのまま仕事を辞めたことがある」と答えた人は、わずか9.1%。多くの人は5月病になったとしても気持ちを立て直し、しっかり仕事を続けているようだ。
■世代別に見ると傾向が
次に辞めてしまった人を世代別に見てみよう。
20代の割合が高く、13.6%となっている。辞めたとしても会社への影響が少ない立場なこと、転職しやすい年齢であることが要因だろうか。中には新卒で入った会社を連休明けにそのまま辞めた…という人も。
一方で、30代から50代も割合は低いながら、辞めてしまう人は存在している。いくつになっても、「嫌なものは嫌」なのだろう。
■酒飲みは注意?
5月病になってそのまま辞めてしまう人はどのような人なのか。興味深いデータがこちら。
なんと、「アルコール依存症の自覚がある」と思っている人の半数以上が、5月病からそのまま会社を辞めているのだ。大量にお酒を飲み、すべたが嫌になって会社に「辞めます」と連絡してしまうのだろうか。
酒は「諸刃の剣」といえるかもしれない。
■経験者に聞いてみると…
なかなか想像できない、「5月病からそのまま退社」。経験者に話を聞いてみた。
「残業が続き、終電まで働いた上に休日もない状態が続いていて。5月の連休で完全に『5月病』になり、そのまま出社拒否。引き継ぎなども一切断り、連絡も無視していました。
『社会人失格』などとかなり怒られたのですが、自分としてはどうってことなかったですね。悪いのは会社ですから。5月は全て有給休暇で、6月から晴れて無職。梅雨でしたけど、自分の心は晴れました。
そこから転職活動を始めて、今は精神的に楽な会社に勤めています。5月病と聞くと悪いイメージもありますが、自分の将来を考えるいい機会になったと思っています」
悪いイメージのある5月病だが、人生を変えるきっかけになることもあるよう。治りきらず仕事を辞めたとしても、しっかり気持ちを切り替えられればプラスに働くのかも。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の会社員570名(有効回答数)