現代の踏み絵? 好きな芸能人の写真が踏めると答えた人たちの心理とは
信仰心が試される…
キリスト教の信徒を見つける手段として、江戸幕府が行った踏み絵。イエス・キリストや聖母マリアが描かれたものを踏むように求め、拒んだものを処罰するのだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の好きな芸能人がいる男女638名に「写真について」の調査を実施。
「好きな芸能人の写真でも、踏むことはできると思う」と答えた人は、全体で45.6%。言い換えれば、半数以上の人は好きな芸能人の写真を踏めないのだ。
■写真はただの紙
性年代別では年代が上がるほど、好きな芸能人の写真でも踏めると考えている。
踏めると答えた中には、写真はそれほど重要なものではないと考えている人も。
「本人の顔を踏むのは嫌だけど、写真なんてただの紙でしかないから。追い詰められたときには、たぶん踏むと思う」(40代・男性)
■命に関わるのならば…
積極的には踏みたくないが、命に関わるのならやってしまうとの声もある。
「本来の踏み絵のように命の危機があるときには、仕方がないから踏むと思う。ただ現代では、そのような状況はありえない。
好きな人はたとえ写真でも踏めないから、冗談で言われたらちょっと怒ると思う」(30代・女性)
また人でなくても、踏むのは嫌なようだ。
「好きなキャラクターが地面にプリントされているところがあり、絶対にそこは踏まないよう避けている。ただ他の人たちは気にせずにガンガン踏んでいて、少し寂しい気分に…」(20代・女性)
■信仰に近いほどに熱狂的な人が…
踏みたくなくても、整理整頓ができない人はやらかしがちだ。
「うちの部屋はかなり汚くて、推しのグッズでさえその辺に放置している状態で…。足の踏み場も怪しいために、気づかないうちに推しの顔を踏んでいるときがある。
そんなときは『やってしまった!』と思い、かなり申し訳ない気持ちに。ただ、自分がだらしないのが悪いんだけど…」(20代・男性)
熱狂的なファンであるほど、写真が踏めなくなるのだろう。
「私は菅田将暉さんが好きだけど、そこまで熱狂的ではないので…。でも氷川きよしファンのお姉さま方が、写真を踏んでいる姿は想像ができない。
本来の踏み絵のように、ある意味、信仰に近い気持ちがあるほど無理なんじゃないかな?」(20代・女性)
現代でも「踏み絵を試される」ようなことが、社会生活で起きる可能性はかなり低い。しかし、万が一の時は、下手すれば自分の立場が悪くなるだけに、判断が難しいところである。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の好きな芸能人がいる男女638名(有効回答数)