太田光、日大アメフト部会見に出た記者に苦言 「自分が決めた答え以外認めない」
太田光が日大アメフト部内田前監督・井上コーチの記者会見に独自の見解
27日放送の『サンデージャポン』(TBS系)で、太田光が23日に開かれた日本大学アメリカンフットボール部前監督の内田氏と井上コーチの記者会見について独自のコメント。
その内容が物議を醸している。
■内田前監督の記者会見について議論
番組では悪質タックルの実行者である宮川選手の記者会見と、内田前監督・井上コーチの会見を紹介。スタジオで議論が展開されることに。
武井壮や丸山桂里奈は「指導者が責任を取るべき」「監督から指示されたら絶対やってしまう」など、指導者側の責任を問う。
一方、杉村太蔵は宮川選手の会見や言動は評価するも、「言われたからやりました、だから無罪というのはおかしい」と力説。
その後、デーブ・スペクターからニューヨーク・タイムズでもこのニュースが取り上げられ、「社会構造的に服従しなければいけない上下関係がある」と分析していると紹介した。
■太田が私見
ゲストの意見を聞いた太田は、
「太蔵くんの言った世の中の雰囲気って。監督の記者会見あったじゃないですか。あの取材陣の、いかにも監督が悪いっていう前提のもとに始まるあの吊し上げのようなってのはどうなんですかね」
と記者の対応に疑問を呈す。宮川選手の態度は立派だったと称賛したうえで、
「それに感情移入するのはすごくわかるけど、その気持ちのまま監督の記者会見に行って、監督の言い分を自分が決めている答え以外一切認めないっていうのは…」
とコメント。そして「クォーターバックを潰せ」という言葉は「クォーターバックサックって言って、陣地を後退させる一番盛り上がるプレー」とルール内で行われているプレーと説明し、
「潰しに行けといったのを、彼がいろんなプレッシャーのもとにああいうプレーをしたっていう事実は、もっと記者があそこで冷静に監督の言い分も聞いてやんないと、真実からどんどん。(遠ざかる)」
と再び記者に苦言。さらに、
「あれは物凄く特別なプレーじゃないですか。ルールの範囲内で『怪我させてもいいから』と言ったかもしれないけど、それをあのプレーを監督が指令したとはどうしても思えないし、あれをやればこうなることはわかっているわけだし」
と指摘。宮川選手に同情的で、内田前監督が悪いという前提のもとに意見に耳を傾けない記者の姿勢に対し、疑問を投げかけた。