仕事が遅くて悩んでいる人たち 会社との相性が悪いだけの場合も…
仕事が遅いと感じている人は、職場や仕事内容が合っていないだけかも。
仕事が早く片付けられる人ほど、会社では評価される。そのため、仕事が遅いと感じている人が思い悩んでしまうのは仕方がない。しらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女666名を対象に調査を実施。
「自分は仕事が遅いほうだと思う」と答えた人は、全体で27.2％。多くはないが、一定数の人が悩んでいるのは確かだ。
■若い世代ほど多いのはなぜか
年代が低くなるほど、自分は仕事が遅いと思っている人が多い。
仕事を続けるほどに、慣れていくのもあるだろう。しかし、原因はそれだけではないとの声も。
「立場が低い頃はいろんな仕事を回されるから、処理しきれないだけだと思う。許容量を超えていても、上からの指示だから断りにくいのがつらいところ」（30代・男性）
■時間管理術の本をたくさん読んで…
仕事が遅くて悩んでいる人の多くは、ビジネス本に救いを求める。『時間管理術』の本が数え切れないほど発売されるのは、それだけ時間に追われている人が多いからだ。
「1日のスケジュールを立てて仕事に挑んでも、急ぎの仕事がどんどん割り込んで予定通りに終わらない。『余裕を持ったスケジューリングを』って感じのことを本には書いているけど、緊急の仕事を見越すと、勤務時間を大幅にはみ出すことになるし…」（30代・男性）
本の通りに実践して、仕事が早くなった人もいるが…。
「時間管理術の本なんかをいっぱい読んで実践をすると、人並みくらいまでにはなった。でもやり終えた後には、疲労感がすごい。それなのに、少し早くなったからと新しい仕事が追加され、『もう無理』って感じ」（20代・女性）
■向いていないから仕事が遅い可能性も
自分と合っていない仕事では、本来の力を発揮できない。
「前の職場ではなにをやってもダメで、上司からも『使えない』って感じで冷たく扱われていた。どこへ行っても同じかもしれないと思うと不安だったが、状況に耐えきれず転職。
今の職場は自分に向いているのか、『できる人』って扱いになり自分でも驚いている。職場の体質と合うかどうかでも左右されるので、安易に自分を否定しないほうがいい」（20代・男性）
仕事が遅いと感じている人は、職場や仕事内容が合っていないだけかも。
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（文／しらべぇ編集部・ニャック）
対象：全国20代～60代有職者の男女666名 （有効回答数）
