クズがクズを呼び怒涛の展開へ 『モンテ・クリスト伯』真海の「柴門暖だ」に鳥肌

化学反応を楽しむ真海が生んだ、神楽・寺角・安堂の「クズがクズを呼ぶ」状況を皮切りに怒涛の展開が…

■癒しの二人の周りがホラー?

(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

このドラマ唯一の癒しの存在である信一朗(高杉真宙)と未蘭(岸井ゆきの)。

信一朗が未蘭の家に呼ばれたところでは、わずかに笑顔も見られたが、早々に信一朗が未蘭の父である入間に追い出されてしまう。

(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

その後は完全に切ない表情ばかりで、「ほっこりが足りない」「信一朗のCMだけが、癒しだった」という声も。さらに、この二人の周りが“ホラーっぽい”とザワつかれているのだ。

現在、介護生活を送っている未蘭の祖父・貞吉(伊武雅刀)。

こんなにくつろいでいるシーンならば怖くないのだが、ドラマの中になると一変! 無表情の中に凄まじい眼力があり、視聴者に訴えてくるその演技に圧倒されてしまう。

そして、本作すべての登場人物の中で「ヤバさNo.1」と囁かれているのが、入間家の嫁・瑛理奈(山口紗弥加)。息子へ微笑む姿は一見愛らしいのだが、毒入りの小瓶を見つめながら考えていることは怖すぎる。

その本性に貞吉は気づいている様子で、ますます「目力」が発揮されることで入間家シーンの緊張感はハンパなく、ホラー作品を観ているような気にさせられるのだ。

未蘭が父と信一朗の因縁を知ってしまい、さらに暗雲が立ち込めている爽やかカップル。この二人にだけは「幸せになってほしい」と祈る人の声が、届くとよいのだが…。


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■クズがクズを呼ぶ展開

(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

真海が幸男に関する裏情報を持っていると確信した神楽は、同郷の先輩・寺角に真海の別荘に忍び込み、その情報を密かに撮影してくるように頼む。

報酬をチラつかされた寺角は別荘を張りこむが、真海が仕掛けた「化学反応」で安堂完治(葉山奨之)と再会し、一緒に服役していた背景から仲間に引き入れようとする。

後輩で、暖をハメた共犯でもある幸男を陥れようとする神楽。一貫してクズ感が漂っている寺角。じつの母親とも知らずに関係を持ち、金を騙し取ろうとしている安堂――この3人が繋がるという、完全に「クズがクズを呼ぶ」展開が繰り広げられたのだ。

また、安堂の借金を取り立てる天野(柳俊太郎)も3人に近い空気を漂わせているが、今回の取り立てシーンで天野が放ったセリフが、観ている人に強烈な感情を生む結果に。

https://twitter.com/vitismimosa5160/status/999644662624276480

安堂が施設育ちと知らないとしても、本人たちが気づかずとんでもないことになっている親子に、多くの意味を感じさせるセリフは秀逸だ。

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