日大・記者会見、「火に油を注ぐ」を体現した結果に「恥の上塗り」と批判殺到

日大の宮川泰介の悪質タックル問題をめぐって、内田正人前監督、井上奨コーチが緊急記者会見を行った。「火に油を注ぐ」を体現した会見と話題に。

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しらべぇ既報のとおり、日本大学の宮川泰介選手が関西学院大学の選手へ悪質なタックルをして負傷させた問題で、日本大学が23日に緊急記者会見を行った。そこで露呈してしまったさまざまな言動に、ネット上では呆れの声が続出している。


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■「責任」を強く語っていたが…

会見には内田正人前監督(62)、井上奨コーチ(30)が出席し、宮川選手に対して反則を指示したことを改めて否定。反則行為の瞬間についても、内田前監督はボールを追っていたため見ていなかったとし、ネットでの炎上をきっかけに初めて知ったと語る。

関学大へ謝罪の気持ちがなかったのかを問われると「僕の責任というのを強く言いたく、謝罪につながらなかった」などと、終始、責任という言葉を多用していた。

また、22日の宮川選手の会見では、内田前監督や井上コーチからのプレッシャーによって反則をしてしまったと深く反省していた宮川選手だが、これについて井上コーチは「彼自身がとんでもない重圧を受けていた。目の前のことがしっかりと見えなくなってしまったのではないか」と、宮川選手が自発的にやった行為かのように発言した。

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■「日大ブランド」に心配の声も

会見の様子に、ネット上では「言い訳が苦しい」「責任感を感じられない」と批判的な意見が相次いでいたが、問題はこれだけでは終わらない。「責任」という言葉を口にしながら、あまりにも無責任ともいえる言動の数々に、報道陣からは数々の厳しい質問や指摘が飛び交う事態に。

すると、司会者の日大関係者は「もうやめてください」「(会見を)打ち切りますよ」と発言するなど、イライラとした態度で報道陣に応戦。一時は収拾がつかないほどに会場が荒れた。

内田前監督は大学の常務理事の職務を謹慎することを発表し、井上コーチはコーチ辞任を表明したものの、会見全体を通して見れば、終始、日大の品格を問われても仕方がない内容だっただろう。

報道陣から「あなたの発言で日大のブランドが落ちるかもしれないんですよ」との言葉を受け、司会者は「いいえ、落ちません!」ときっぱり発言する場面も見られた。


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■「火に油を注ぐ」を体現

宮川選手の会見とは打って変わって、非常に荒れた印象を受けた日大の会見。司会者は日大ブランドが落ちないと断言していたが、この会見に好印象を抱く人はいないと考えるのが自然だ。

まさに騒動に対して火に油を注ぐ結果となったが、ネット上でも「会見しなかったほうがいいんじゃなかったのか」「火に油とはまさにこのこと」と呆れの声が続出している。


まさかの展開となってしまった日大の緊急会見。地位のある大人たちがしどろもどろになって話を進める一方、終始落ち着いた様子で淡々と話していた宮川選手の誠意が如実にあらわれる結果だといえるだろう。

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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん

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