サラリーマン人生は意外と面白い? 楽しさを感じる瞬間を聞いてみると…
単調な生活に思えるサラリーマン。実際のところそんな人生をどう思っている?
会社に勤務し、月給で生活を送るサラリーマン。毎日同じことの繰り返しになってしまいがちなだけに、「つまらない」と感じながら日々を過ごしている人も多いと聞く。
その一方で、「意外と楽しい」「日々充実している」との声も。多くの人はサラリーマン人生について、どう考えているのだろうか?
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■サラリーマンはつまらないと思う?
しらべぇ編集部では全国の20代~60代の1,358名に、サラリーマンはつまらない人生だと思うか調査を実施。
結果、「そうだ」と答えた人は7.6%。「どちらかといえばそうだ」が21.1%で、サラリーマンをつまらない人生と感じている人は28.7%に。
一方、「あまりそうは思わない」割合が48.5%、「そうは思わない」が22.8%で、「つまらないとは思わない」人は、71.3%。サラリーマン人生について一定の楽しさを感じている人が、圧倒的に多いことがわかった。
■つまらないと思わないのはどんな人?
サラリーマン人生を「つまらないとは思わない」のはどのような人たちなのか。年代別で見るとはっきりとした傾向が。
世代が上がることに割合も高くなり、40代はじつに74.1%が「つまらないとは思わない」と回答している。一方若者は65.7%と若干低め。
中高年世代ほど、「面白さ」や「楽しさ」を感じているようだ。
■サラリーマン人生の楽しさは?
サラリーマン人生の「楽しさ」はどこにあるのか話を聞いてみた。
①休みを満喫できる
「自営業などは休むとその分だけ給料が減ってしまうが、サラリーマンは有給休暇があるので思いっきり遊ぶことができる。これって結構大きいと思うし、楽しさのひとつだと思う。
なかなか休めない会社に勤めている人には、当てはまらないかもしれないけど…」(30代・男性)
②競争するのが楽しい
「出世レースで周りを蹴落としていくのが楽しい。自分は今専務ですが、ライバルを出し抜いてこの地位を確立した。
今の若い人は嫌うようですが、仕事に没頭して自分の地位と給料が上がっていく過程は、非常に楽しかった。その喜びと楽しさは、サラリーマンでなければ味わえないと思う」(50代・男性)
③出張でいろいろなところに行ける
「私は出張の多い仕事なので、海外など普通に生きていたら行くことはなかった場所を訪れることができた。もちろん経費は会社持ち。結構おいしいと思います」(30代・男性)
④人と会話できる
「自分はフリーで仕事をしていたことがあり、在宅だっただめ誰とも話さないことがあった。会社に所属しサラリーマンになったことで、同僚との意見交換や無駄話などをすることができて、精神的に楽になった。
同僚はずっとサラリーマンなので『普通のこと』と言っていますが、フリーだった自分にとってはすべてが楽しく感じる」(40代・男性)
単調にも思えるサラリーマン生活だが、じつは楽しんでいる人が多いようだ。これから就職を控える学生には、心強いデータかも。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,358名 (有効回答数)