イチローにファンから感謝の声 会長特別補佐就任で一線退くも「夢をありがとう」
イチローが今シーズン試合に出場せず「会長付特別補佐」に就任。
アメリカ大リーグ・シアトル・マリナーズのイチロー外野手(44)が、今シーズン選手として試合に出場せず、「会長付特別補佐」に就任することが判明。
事実上、プレーヤーとしては一線を退くことになった。
■マリナーズに復帰するも…
イチロー選手は2017年オフに所属していたマーリンズをFAとなり、2018年に入っても所属先が決まらず、引退の危機に瀕していた。
そんな彼を救ったのが、古巣マリナーズ。外野手の故障が相次いだことなどを理由に獲得に踏み切り、6年ぶりにかつてのユニフォームに袖を通すことに。
開幕戦にスタメン出場するなど奮闘したイチロー選手だが、オープン戦で脚を痛めた影響もあってか、29試合に出場し打率2割5厘と打撃成績が低迷。
守備では貢献していたものの、かつてのようなプレーを見せることができず、地元メディアから「マイナー・リーグに落とすべきだ」という声が上がっていた。
■会長付特別補佐に就任
そのような声が強まるなか、チームとイチロー選手が出した答えは「会長付特別補佐」就任と、今シーズンは試合に出場しないという決断。
今後はアドバイザーとしてチームに同行し、練習を続けながら選手をサポートするという。なお、来季以降については、試合に出場することが可能となる。
選手として活躍する道が残った契約だが、パフォーマンスの落ちたイチロー選手が来季またメジャーの舞台に立つことは現状難しいといわざるを得ず、「事実上の引退ではないか」との指摘も。
また、マリナーズが2019年の開幕戦を日本で行うことが決まっていることから、「そこが引退試合となるのではないか」との見方もある。