4月29日は「昭和の日」 平成と昭和どちらが「良い時代」だと思うか聞いてみると…
4月29日は昭和の日。平成と昭和、どちらが良い時代だったか聞いてみると…
4月29日は「昭和の日」。元々昭和天皇の誕生日であり、平成に入ってから「みどりの日」を経て2007年に現在の名称となった。
ご存知の通り、「平成」は2019年4月30日を以って終了する。平成から昭和を回顧できるのは、残りわずかだ。
■昭和と平成どちらが良い時代?
昭和を知る世代からよく聞こえてくるのが、「良い時代だった」というセリフ。過去の記憶は賛美されやすいが、「昭和のほうが良かった」という声は、確実に存在している。
その一方で、平成時代は概ね平和だったこと、インターネットなど技術革新で生活が飛躍的に便利になったことから、「平成のほうが良い時代だ」という声も根強い。昭和と平成、一体どちらが「良い時代」と考えられているのだろうか。
そこで、しらべぇ編集部では全国の20代~60代の男女1,361名に「昭和と平成どちらが良い時代だと思うか」調査を実施。
結果、「昭和のほうが良い」と答えた人は全体の43.8%。やはり利便性に富み、日本が戦争に巻き込まれることのなかった平成を推す声が多い。
しかし、年代別で見ると昭和を経験した時間が長い40代以降は、昭和を支持している人が半数を超えるのだ。もちろん、記憶が美化されている部分もあるのだろうが…。
■それぞれのよさが
昭和派・平成派それぞれの意見を聞いてみた。
<昭和派>
「昭和は激動の時代でしたが、少なくとも戦後景気が上向いてバブルを迎えるまでは、経済的にも精神的にも一番良い時代だったと思います。
また、情報網が整備されていないのも風情があってよかった。いろいろなことが『知られていない』からこそ、自分の足で見つけ出すことが楽しかった」(50代・男性)
<平成派>
「昭和は戦乱もあり、食糧不足時代もあった。平成は総じて平和でしたし、インターネットやスマートフォン、AIの普及で人々の暮らしはかなり便利になった。
とくに、国民が知るべき情報をネットでだれでも取り出すことができるのは、今では当たり前のことだけど、昭和の時代では考えられなかった。自分はもうネットのない時代には戻れないし、携帯電話がないのもありえない」(40代・男性)
それぞれに良さがある昭和と平成。「昭和の日」にその良さを思い出し、噛み締めたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)