自殺や他殺…事故物件は住みたくない! 一方で「安いから気にしない」の声も
裏に怖い話が隠れている「ワケあり物件」。事前にちゃんと調べている?
2018/04/26 06:00
自殺や他殺など、建物内で人が亡くなった「ワケあり」な物件をさす言葉、事故物件。あまりいいイメージはないが、通常の相場よりも価格が下がるため、気にせず住んでいる人もいるはず。
■何か起こりそうで怖い
しらべぇ編集部は全国の20代〜60代の男女600名を対象に「事故物件」について調査したところ「気にせず住むことができる」と回答した人は、わずか15.0%という結果に。
やはり、「幽霊が出てきそう」「運気が下がりそう」など、悪い印象を抱く人は多い。そこで、事故物件が絶対に嫌だという人と気にしない人、それぞれに話を聞いてみた。
■何か起こりそうで怖い
「事故物件は嫌」な人の中には、自分の家だけでなく、近隣の家情報まで調べる人もいる。
「事故物件かどうかはかなり気になる。だから、1軒の不動産だけでなく、何軒か回って片っ端から情報収集した。隠し事とか、あとから色々と出てくると嫌だから」(30代・女性)
「3階に住んでいるけど、同じマンションの1階で人が殺されたことがあるらしい。それに、近くには通り魔事件の現場も。事前に知っていたら選ばなかったのに、どちらも住み始めた後から知ったので、ちゃんと調べればよかったと反省」(20代・女性)
「自分が住む家だけでなく、近所の事故物件も調べてから家を決める。幽霊を見たことあるわけじゃないけど、なんか家の前を通るだけで自分の家に幽霊を持って帰りそうで怖い」(20代・女性)
■家賃安いし気にしない
一方で「何も起きない」「家賃が安い」と、全く気にしていない人も。
「今住んでいる家の玄関前で殺人事件があって人が死んだらしいけど、一度も幽霊を見たことがないよ。気にしたこともない」(30代・男性)
「3年住んでいるマンションの真上の階が事故物件ってことを知った。でも、何も起きたことがないので気にせずこのまま住み続ける」(40代・女性)
「バス・トイレ別、駅近、キッチンも十分自炊できる環境で、リビングダイニングが7畳くらい。10階建ての立派なマンションなのに管理費込みで7,000円の物件を発見して住んでいる。事故物件は気にならないし何より家賃が安いから助かる」(20代・男性)
事故物件には告知義務があり、不動産業者は契約者に事実を伝える責任がある。しかし明確な定めがないため、規定の年数が経過したり一度でも誰かが物件を契約したりしていれば、伝えなくても問題ないケースも。
どうしても気になる人は積極的に不動産に聞いたり、専門サイトやマンション名で検索したり、自分から調べたほうがいいかも。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代〜60代の男女600名(有効回答数)