新社会人は苦戦か… 新しい環境にもすぐになじむコミュ力の持ち主とは
新社会人の人たちは、人間関係の構築で悩んでいる人も多いだろう。
新年度が始まり、進学や就職などで新しい環境に身を置くことになった人も多いだろう。まったく知らない人たちばかりの環境は、期待と同時に不安も大きいものだ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「人との交流について」の調査を実施。
「新しい環境にもすぐになじめるほうだ」と答えた人は、32.8%。残りの約7割もの人は、新しい環境に戸惑ってしまうと感じているのだ。
■若い人ほどなじめない
性年代別では、男女共に年代が上がるほど高い割合へと変化。
新社会人の年代である20代は、2割程度と少なくなっている。現時点で周囲に溶け込めず、悩んでいる人もいるかもしれない。
「仲のいい友達と一緒にいる時はうるさいくらいなのに、知らない人ばかりの場に行くと『借りてきた猫』に。懇親会とかあるイベントに一人で行くと、かなりつらい状況になる」(20代・男性)
■年を重ねると共に環境の変化に対応
年代が上がるほどに、新しい環境でもなじめるようになるのはなぜだろうか。
「よく『人見知りは甘え』が議論になるけど、そこまではいかなくても社会人にはコミュニケーション能力が求められる。
たくさんの場を乗り越えていくうちに、だんだん慣れて成長していった」(40代・男性)
多くの経験を重ねるうちに、人間的に図太くなるとの意見も。
「良くも悪くも、年を取ると厚かましくなるもの。私も昔は人見知りが激しくて、知らない人が多いところではただ黙っているだけだった。
今でも人見知りはするけど、打ち解けるまでの時間が短くなっている気がする」(40代・女性)
■時が解決することも
本来、人同士が心を打ち解け合うには、ある程度時間がかかる。
「人との関係を構築するのは、時間がかかるもの。仲のいい友達と最初に出会ったときのことを思い出せば、わかりやすい。
『最初がぎこちないのは当たり前』だと思っておくと、気持ちが少し楽になるかも」(30代・女性)
最初は孤立していた人が、時間の経過と共になじむことも多い。
「中途採用で今の会社に入社したけど、最初はあまりにおとなしいので周囲もどう接すればいいか困っていたそう。
でも今では会社の人たちと、たまに飲みに行くまでの仲になっている。まじめに仕事をしていれば、そこから接点ができて徐々に交流ができていくと思う」(40代・男性)
今現在、新しい環境になじめていない人も、悲観する必要はない。時が解決する場合も多いのだ。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)