この温暖化の広がる時代に… 家にエアコンがない人はどう過ごすのか
この夏も、エアコンなしで乗り切ろうとしている人がいる。
春を通り越して、夏になったような気温の日もある今日このごろ。すでに我慢ができず、エアコンに手を出しかけた人もいるかもしれない。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。「家にエアコンがない」と答えた人は、11.2%。そこまで無理をする人は、わずかであった。
■若者が気にするのは電気代
性年代別では、20代から30代の男性で多くなっている。
若い人たちは、暑さも気合いで乗り切れるのかも。
「電気代がもったいないので、暑さも寒さも我慢をしている。夏は扇風機で乗り切っているけど、朝、起きたら汗だくになっている日がほとんど…」(20代・男性)
やはり、電気代の節約が大きい理由のようだ。
「休みの日もどこかに外出をして、無料で暑さや寒さをしのぐようにしている。やっぱりエアコンは、電気代がかかるから」(20代・男性)
■エアコンなしでどうやって乗り越えているのか
エアコンをつけずに、どのようにして夏を乗り切っているのだろうか。
「保冷剤をいくつかタオルに包んで、首に巻いている。それと扇風機でこれまできたから、今年もエアコンは使わないつもり」(20代・女性)
扇風機と同じくらいに使われる方法が、「窓を開ける」こと。
「うちは田舎なので、窓を開けて寝ても心配はない。温度が高い日でも、風が入ってくればかなり違う」(30代・女性)
■エアコンと上手に付き合う
温暖化により、夏の暑さは深刻さを増している。もはやエアコンがないと、夏を越すのは難しいとの意見も多い。
「私たちが若かった頃の夏からは、考えられないくらいの暑さになっている。『エアコンは体に良くない』と我慢をするほうが危険。家の中で熱中症になるニュースも恒例になってきたし、きちんと対策をしたほうがいいと思う」(40代・女性)
エアコンが嫌いな人でさえ、つけずにはいられなくなったという。
「エアコンが苦手で、今まではほとんど使わなかった。でも最近の暑さには耐えられず、弱めにかけるなど上手に付き合うように考え方を変えることにした」(30代・女性)
中でも高齢者は体温調節機能が低下をし、さらには暑さを感じにくいために熱中症になるリスクが高くなる。「暑すぎる」と感じる前に、エアコンで対策をしたほうがいいだろう。
・合わせて読みたい→省エネにも最適 30代女性の3人に1人がエアコンとサーキュレーターを併用か
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)