NMB48を卒業する矢倉楓子 ライバル・白間美瑠からの手紙でまさかの号泣
卒業コンサートで思い出が詰まった楽曲を披露
2018/04/06 08:00
2011年8月にNMB48の2期生として劇場デビューを果たし、瞬く間に人気となって所属チームのエースとして活躍。
NMB48には欠かせない存在にまで成長した矢倉楓子が、昨年10月に大阪城ホールで行われたコンサート『NMB48 ARENA TOUR 2017』で、NMB48から卒業すること発表した。
まさかの発表に集まったファンは驚きを隠せない様子で、ファンにとっては聞きたくない発表だった。
発表から約半年が経ち、その卒業コンサートの日、『矢倉楓子卒業コンサート~同じ空の下で~』と題したコンサート会場は、NMB48のお膝元の大阪・オリックス劇場。矢倉ファンを中心に集まった会場では、最後の別れを迎えようとしていた。
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■思い出が詰まった楽曲を披露
オープニングを飾ったのは、かつて矢倉が所属していたチームM時代にセンターを担った『アイドルの夜明け』で幕開け。『みなさんもご一緒に』『HA!』『北側謙二』と一気に歌い上げ、序盤からボルテージはヒットアップ。
『Partyが始まるよ』『RESET』『NMB48誕生』など矢倉にとって思いで深い曲が続き、さらにユニット曲のコーナーでは『制服レジスタンス』『残念少女』『フィンランドミラクル』など矢倉の代表曲とも言える曲まで披露した。
昨年のAKB48グループのじゃんけん大会で、村瀬紗英と組んで出場して2位を獲得して、そのご褒美としてふたりの楽曲が作られた『あばたもえくぼもふくわうち』まで熱唱。ファンにとっては最高のサプライズである。
矢倉ワールド全開のコンサートだが、最後は、劇場デビューの時に歌っていた『青空のそばにいて』を熱唱して本編の幕が閉じた。
■自分のことを見付けてくれて感謝
会場が暗転すると割れんばかりの「ふぅちゃん」コールがこだまして、そのコールに応え、ステージにはピンクのドレス姿の矢倉が戻る。そこで矢倉は、
「7年前にNMB48に加入した頃は、ダンスもできず笑顔もぎこちなくて、全然アイドルっぽくなくて、常に後ろに隠れていました。そんな私を見つけてくれて本当にありがとうございました。私はNMB48に入ってよかったと今日、本当に強く感じました。
メンバー、いつもマイペースすぎてたくさん困らせてしまったスタッフの皆さん、そして私を応援してくださった皆さんと出会えたことが、私の財産です。こんな気持ちを知ることができて本当に幸せです。たくさんたくさん本当にありがとうございました」
と話した。
■白間美瑠からの手紙のプレゼント
アンコールは、矢倉がセンターを担当した『冬将軍のリグレット』『自分の色』を披露。そこで矢倉が感極まったところ、『らしくない』で矢倉とともにWセンターを担当した白間美瑠が、手紙のサプライズ。
「『らしくない』でふぅちゃんとWセンターをした時くらいからライバルって言われるようになって、お互いはっきりとはいわないけれど、意識したね。
同じチームでも、公演の時、目が合うといつも笑顔で返してくれるふぅちゃん。笑顔がなくて元気がない時があって、そのことに気付いていたいたのに、そこ意識している空気が邪魔をして、声を掛けることができませんでした。
ふぅちゃんはとても優しくて、かわくて、美しくて、めちゃ面白い。私の理想の女の子で、ライバルだけどすごく憧れていました。どんな時も一生懸命で、努力をし、頑張っている姿は今でもこれからもずっとみんなの心に残ると思います。
ふぅちゃんと私、ふぅみるでもっともっとNMB48を引っ張っていきたかった。ふぅちゃんの卒業、やっぱりとても寂しいです。でもライバルだって言ってくれたのにメソメソしているのは恥ずかしいと思います。これからもずっとふぅちゃんのことが大好きなライバルでいさせてください」
と想いを告げた。最後は白間とWセンターで『らしくない』を熱唱しでコンサートの幕が閉じた。
■卒業公演は4月10日にNMB48劇場で
なお4月10日にNMB48劇場で卒業公演が行われ、卒業後は芸能界から引退をすることが決まっている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)