「米国の悪いところ真似するな!」 張本勲氏、プロ野球のリクエスト制度に大激怒

今年からプロ野球に導入された「リクエスト」制度。張本勲の意見は…

■申告敬遠制度は肯定

次に、番組では「リクエスト制度」と同時導入された「申告敬遠制」が取り上げられる。敬遠の際ボールを投げず意思を示せば四球となるルールで、こちらもアメリカ発のものだが、張本氏は

「これは良いんですよ。時間が早くなるから。ただね、仕草がよくないよね、ピッチャーが帽子を脱ぎなさない。これぐらいのことはやらせなきゃダメなのよ」


と持論を展開。同じ米国発のルールにもかかわらず肯定したことに、関口宏は

「暴投したりホームラン打ったりすることもある。故意の四球っていうんですか。張さんが怒らないのは不思議だなあ」


と首をかしげた。


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■ネットの評価は厳しい

「アメリカの悪いところを真似するな」とリクエスト制度を一喝した張本勲氏だが、ネットの評価は厳しい。

https://twitter.com/kyoyoshida1104/status/980232315317116928

野球がアメリカ生まれのスポーツである以上、「ルールを合わせるのは当然なのではないか」、という意見を持つ人が多いようだ。


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■全判定をビデオ化すべきと考える人も…

日本プロ野球では長年たとえ誤審であっても「一番近くで見ている審判員が正しい」と考える風潮があり、間違った判定によって勝敗が左右されることが多々発生していた。

選手としてはより正しい判定を下すことができる「リクエスト制度」は、「誤審で負けた」というモヤモヤを解消するという意味では有効な手段だろう。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代~60代のプロ野球ファン449名を対象にした調査では、34.1%がすべてのプレーに対してビデオ判定を導入することを望んでいる。

リクエスト制度は、対象となるプレーや回数に制限を設けるなど、試合時間にも一定の配慮がなされており、より正確な判定に繋がる優れたルールであるようにも思われる。

また、長時間の抗議がなくなることで、逆にスピードアップに繋がるのではという声も。

しかし、野球界のレジェンド張本勲氏は、「時間がかかるからよろしくない」「アメリカの悪いところを真似してほしくない」と吠えたくなるような制度と感じているようだ。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2015年12月20日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代のプロ野球ファン449名

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