「米国の悪いところ真似するな!」 張本勲氏、プロ野球のリクエスト制度に大激怒
今年からプロ野球に導入された「リクエスト」制度。張本勲の意見は…
■申告敬遠制度は肯定
次に、番組では「リクエスト制度」と同時導入された「申告敬遠制」が取り上げられる。敬遠の際ボールを投げず意思を示せば四球となるルールで、こちらもアメリカ発のものだが、張本氏は
「これは良いんですよ。時間が早くなるから。ただね、仕草がよくないよね、ピッチャーが帽子を脱ぎなさない。これぐらいのことはやらせなきゃダメなのよ」
と持論を展開。同じ米国発のルールにもかかわらず肯定したことに、関口宏は
「暴投したりホームラン打ったりすることもある。故意の四球っていうんですか。張さんが怒らないのは不思議だなあ」
と首をかしげた。
■ネットの評価は厳しい
「アメリカの悪いところを真似するな」とリクエスト制度を一喝した張本勲氏だが、ネットの評価は厳しい。
https://twitter.com/kyoyoshida1104/status/980232315317116928
張本さんは論拠を明確にして言及してもらわないと、野球に興味無い人には何にも響かんぜ
— ace (@tbt1280) March 31, 2018
野球のルールの根幹はアメリカなのだら張本勲は野球を完全否定ですな #サンデーモーニング
— たまてばこ (@tamate_bako) March 31, 2018
MLBがNPBを2部にしたい?
おいおい張本さん妄想臭いぞ#サンデーモーニング— Graf Zeppelin (@oyama813Graf) March 31, 2018
そら、アメリカ発祥のスポーツやから仕方ないんとちゃうんか、張本よ。 #tbs
— プリン一号@地下労働の日々 (@hirohiro8888) March 31, 2018
野球がアメリカ生まれのスポーツである以上、「ルールを合わせるのは当然なのではないか」、という意見を持つ人が多いようだ。
■全判定をビデオ化すべきと考える人も…
日本プロ野球では長年たとえ誤審であっても「一番近くで見ている審判員が正しい」と考える風潮があり、間違った判定によって勝敗が左右されることが多々発生していた。
選手としてはより正しい判定を下すことができる「リクエスト制度」は、「誤審で負けた」というモヤモヤを解消するという意味では有効な手段だろう。
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代~60代のプロ野球ファン449名を対象にした調査では、34.1%がすべてのプレーに対してビデオ判定を導入することを望んでいる。
リクエスト制度は、対象となるプレーや回数に制限を設けるなど、試合時間にも一定の配慮がなされており、より正確な判定に繋がる優れたルールであるようにも思われる。
また、長時間の抗議がなくなることで、逆にスピードアップに繋がるのではという声も。
しかし、野球界のレジェンド張本勲氏は、「時間がかかるからよろしくない」「アメリカの悪いところを真似してほしくない」と吠えたくなるような制度と感じているようだ。
・合わせて読みたい→張本勲氏、「去年のドラフト1位は全部ダメ」と苦言 野球ファンから異論も
(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代のプロ野球ファン449名